我が家の最寄駅であるJRの駅は、
快速も止まらぬしょぼい駅だが、
しょぼいなりに良いところがある。
駅ビルなど立派な建物がないからホームからの眺めがよい。
近くは線路脇に生える桜。
そしてその向こうには住宅街が広がり、
さらには六甲山系までが見渡せる。
電車を待つ間、
ちょうどこの季節だと、
少しずつピンクが足されていく桜を観察するのは心和む。
その駅にきょうエレベーターが設置された。
今までなかったあたりが、
この駅のしょぼさの証明であり、
お年寄りには朗報だ。
だがぼくにとってそれより大変なのは、
ホームが延長されたことだ。
エレベーターは東西方向に横たわるホームの東端に作られた。
しかし、
そのエレベーターを起点にさらに東へ数十メートル、
ホームが足されたのである。
ややこしいかもしれないが、
相対的に、
エレベーターはホームの真ん中あたりに位置することとなる。
西_________________■__________東
こんな感じ。
そんなことは工事中からわかっていたのだが、
今日初めてその新設ホームに入って驚いた。
ホームに「壁」が取り付けられていたのである。
向かい合わせの下りホームの新設部分も同じ。
つまりホームからは景色が見えない!
恐らく、
伸びた側の住民からの要望だろう。
既存のホームは従来通りの景色なのだが、
これもどうなるか怪しい。
折角の眺望をどうか奪わないでと願うばかりだ。
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