ぼくは週一のペースで元町に行く。
この2年ほどの間に、
本題以外にするべき事がいくつかできた。
まずは本屋に寄る。
そこは品ぞろえが少し変わっている事と、
帆船が描かれた濃紺のカバーが気に入っている。
行けば少なくとも一冊は買うから、
これだけでも年50冊は本を買うことになる。
全部読んでいるかどうかは別だけど。
先日は「赤目四十八瀧心中未遂」(車谷長吉著、文春文庫)を買った。
その前は例の「多読術」で、
「赤目…」は「多読術」で絶賛されていたのだ。
ここで買った本でどれほど考えさせられただろう。
そしてjamjam。
地下に広がるこのジャズ喫茶は本当に「異空間」だ。
ソファに座って一時間ほどJAZZにどっぷり浸る。
ここを知ったから今のぼくがあるといって、
言い過ぎじゃない。
それからジャンカラ。
梅田もそうだけど、
ここの店員はぼくのことをどう思っているだろう。
これらは英語でいう「ルーチン」と化している。
「決まり事」ではなく「決め事」だ。
先日の読売新聞には、
イチローは起床からのルーチンをこなしている間に、
鈴木一朗からイチローへと変身するのだと書いてあった。
ぼくはこれら「元町ルーチン」をこなす度に、
いくつかの思いを反芻する。
それらの思いは少しずつぼくに刻まれ、
今やうっすらとした模様ぐらいにはなってきた。
外からは容易に見えないだろうけど。
このルーチンを繰り返し、
ぼくは何者になるのか。
あと何年かすれば分かるだろう。
●携帯が電池切れを起こし、驚いた!●性懲りもなく厚手のシャツを着て出勤したら、途中であまりに暑くて、HEPのBEAMSに飛び込み、パッと目についたシャツを買った。ストライプなんだけど、一見裏返しになっているようなデザインが気に入った。うっすら透けるストライプが●「飛び込み」と言えば競泳が日本新ラッシュ。SPEED水着誕生の前と後。スポーツにおいて、これほど画期的な技術革新は前代未聞だと思う。
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