2009年4月19日日曜日

反芻

ぼくは週一のペースで元町に行く。
この2年ほどの間に、
本題以外にするべき事がいくつかできた。

まずは本屋に寄る。
そこは品ぞろえが少し変わっている事と、
帆船が描かれた濃紺のカバーが気に入っている。
行けば少なくとも一冊は買うから、
これだけでも年50冊は本を買うことになる。
全部読んでいるかどうかは別だけど。

先日は「赤目四十八瀧心中未遂」(車谷長吉著、文春文庫)を買った。
その前は例の「多読術」で、
「赤目…」は「多読術」で絶賛されていたのだ。
ここで買った本でどれほど考えさせられただろう。

そしてjamjam。
地下に広がるこのジャズ喫茶は本当に「異空間」だ。
ソファに座って一時間ほどJAZZにどっぷり浸る。
ここを知ったから今のぼくがあるといって、
言い過ぎじゃない。

それからジャンカラ。
梅田もそうだけど、
ここの店員はぼくのことをどう思っているだろう。



これらは英語でいう「ルーチン」と化している。
「決まり事」ではなく「決め事」だ。
先日の読売新聞には、
イチローは起床からのルーチンをこなしている間に、
鈴木一朗からイチローへと変身するのだと書いてあった。

ぼくはこれら「元町ルーチン」をこなす度に、
いくつかの思いを反芻する。
それらの思いは少しずつぼくに刻まれ、
今やうっすらとした模様ぐらいにはなってきた。
外からは容易に見えないだろうけど。

このルーチンを繰り返し、
ぼくは何者になるのか。

あと何年かすれば分かるだろう。


●携帯が電池切れを起こし、驚いた!●性懲りもなく厚手のシャツを着て出勤したら、途中であまりに暑くて、HEPのBEAMSに飛び込み、パッと目についたシャツを買った。ストライプなんだけど、一見裏返しになっているようなデザインが気に入った。うっすら透けるストライプが●「飛び込み」と言えば競泳が日本新ラッシュ。SPEED水着誕生の前と後。スポーツにおいて、これほど画期的な技術革新は前代未聞だと思う。

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