北朝鮮が自称「人工衛星」打ち上げに成功した時、
それを祝うマスゲームが行われ、
TVで見たぼくは事の善悪よりも、
あまりの見事さに一瞬心を奪われた。
しかし、
おびただしい数の人間が、
文字通り「一糸乱れず」動く様は、
整然としてはいるが、
とても不気味でもある。
その点、
同じ大群でも、
先日BS-hiで紹介していた生物の大群は、
大分様子が違った。
虫や哺乳類や魚が、
何千何万、
時には何億もの生物が織り成す群舞は、
全体が別の生物のようだった。
アフリカのなんとかという蚊など、
確か何兆の単位だったと思うが、
煙か水蒸気のようにうねりながら川面に立ち上る。
あんなのに襲われた村は大変だろう思ったら、
村人はしっかりしたもので、
その蚊を塗らした鍋で嬉々として捕獲し、
何万匹という数でハンバーグを作っていた。
貴重な蛋白源なのだというが、
ぼくは食べられるだろうか。
それはともかく、
どうやら生物の大群には2種類あるようで、
役割分担のある鉢やアリと、
そうではない蚊や魚とは、
大群といってもかなり印層が違う。
社会性のあるなしと言い換えてもよい。
アリみたいに小さな生き物に社会性があって、
ずっと大きい魚にないというのも不思議なものだ。
ひょっとするとアリや蜂には、
意識があるのかもしれない。
しかしアリや蜂に脳はあっただろうか。
ふとぼくの脳や体も、
細胞という生物の大群なのだと思った。
●巨人が強い。今日も逆転で5連勝。でも100勝できるわけはなく、必ず負けが込む時が来る。帳尻は必ず合う。
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