2009年4月30日木曜日

涅槃

「ぼくらはロックで大人になった」の続きを見る。

どんどん時代が今に近づいて、
全然知らないバンドも出てきたけど、
全7回なかなか楽しめた。

しかし、
ビートルズが全くスルーされてるというのは、
英国ではロックバンドとみなされていないということか。

それはともかく、
「ニルヴァーナ」が素敵だった。
カート・コバーンってぼくとあまり年齢変わらないんだな。

自殺が良い事であるわきゃないんだけど、
YAZAWAみたいに、
はなっから金持ちになりたかった人ならともかく、
結果的に成功して大金持ちになったロッカーが、
過去を振り返って笑ったりしてる場面を見ていると、
何か変だよなと思う。

その点、
世界的に「成功」しながらも、
「(昔は)素敵な古着を見つければ幸せだった」
みたいな心情を吐露をしながら、
重圧に押しつぶされてしまったカートは、
ある意味「誠実」なんだと思ってしまった。
ブルース・スプリングスティーンも、
同じような悩みを抱えていたらしいけど。

社会の底辺で怒りをぶちまけてたロッカーが、
売れればリムジンで送り迎えされるようになってしまうのは、
ジレンマだなぁと思う。
ストーンズなんか、
どうやってあんなラジカルな態度をとり続けられるのだろう。
ひょっとして見せかけだけなのか。

まぁそんな大成功するバンドはほんの一握りで、
消えていったバンドは星屑のごとくだが。

カートが死ぬ3カ月前に収録された、
アンプラグドライブでの彼の絶唱は、
鬼気迫るものがあって、
胸を締め付けられた。



ニルヴァーナ(涅槃)か。。。


●一日一歩も家を出なかった。何年かぶりだと思う。豚インフル効果か●今日からまた仕事だ。

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