脳卒中から復活した脳科学者のドキュメントを見る。
以前見逃したやつの再放送だ。
意識と脳の関係を知るうえで、
またとない症例だ。
本はベストセラーだそうだ。
一命を取り止め、
意識が戻った時、
自分の体が溶けて世界と混じり合ったように感じたといい、
その一体感を「涅槃」と表現していたのに驚いた。
とても幸せな感覚だったという。
まず臨死体験と似ていると思った。
あるいはLSD体験者の話。
死の瞬間、
脳にある種の作用が起きて、
幸福感に包まれるのだとしたら、
それは素敵なことだ。
科学的な見地からは、
彼女は脳の左側に卒中が起きたので、
左脳が司る、
理性や時間感覚が失われたと推定されている。
相対的に脳の右側の感覚、
つまり芸術的部分が鋭敏になって、
それはリハビリ後の今でも続いているそうだ。
外を散歩していて風が体に当たると、
風の源とつながったような感じがすると言っていた。
脳は不思議なことだらけだ。
とはいうものの、
趣味のステンドグラスは、
そんなに芸術的には見えなかったのはご愛敬か。
それよりも脳卒中患者にとって、
彼女の存在が生きる励みになっているそうで、
それはとても貴重な事だ。
ぼくもある意味、
奈落から生還したような人生だから、
別に大したことができなくても、
今こうして生きている事自体が、
他人に励みになるような、
そんな存在にならねばと感じた。
きっとぼくの使命だ。
●小型連休が明け、休みボケからの復活には少々時間がかかりそうだ●天気予報外れまくってませんか?いつになったらお出かけ日和になるのだろう。今日も裏切られた。
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