神戸の高校生が、
新型インフルに感染した。
初の国内感染である。
母「ということは、豚肉食べたんやろか」
ぼく「………………………………………」
こんな母でも、
裁判員になる資格はある。
恐ろしいことだ。
裁判員制度を推進する側は、
二言目には、
「先進諸国の多くが導入」
っていう。
こういう言われ方をすると、
ついぼくたちは、
「そうか、日本って遅れてるんだな」
なんて思いがちだけど、
一体今の制度の何が問題なんだろう。
市民感覚と判決のズレ?
そんなのは、
刑法や刑事訴訟法を改正すればすむことだ。
そのためにはぼくたちは立法府の人、
つまり国会議員を選んでるんじゃないか。
大体、
重大犯罪の裁判だけに関わらせて、
司法が身近になるのだろうか。
切断遺体の写真や、
血塗られた包丁を見せられて、
トラウマにならぬ人がいるだろうか。
この人は死刑に値するかどうか。
そんな事を、
うちの母に判断させるなよ。
母は良識ある人間だ。
でも殺人や強盗事件の被告の有罪無罪、
そしてその量刑まで判断するのは、
はっきりと無理だ。
国がやるべきことを社会に押しつけ、
社会で解決すべきことに国が口を出す。
双方が弱っているとしか思えない。
新型インフル以上に深刻だと思う。
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