2009年5月19日火曜日

必然

ウイルスは生物じゃないという。
構造は単純な遺伝子をたんぱく質の殻が覆っただけ。
自力で増えることもできない。

増殖するためには、
動物などに感染しなければならない。
感染された方は、
時として病気になる。

そんな非生物がなぜ自己を増やそうとし、
あるいは変異して毒性を増すことがあるのか。

そこに働いているのは意志なのか。
あるいはウイルスによって人が変わり、
そのことによってウイルスが変えられるのか。



新型インフルは、
関西で猛烈に患者が見つかっているが、
恐らく日本中にすでに蔓延していると思う。
神戸の医師が通報しなければ、
いまでも国内感染は見つかっていなかったかもしれない。

震災を経験した神戸の人たちが、
日本人の中で一番危機管理に優れていたとみるべきか、
あるいは、
だからこそ第一例目に「選ばれた」のか。



いずれにせよ、
秋口に訪れる「第二波」こそ本番だと心得るべきだ。
ある専門家は「七割の確立で強毒化する」と語っている。

「あれは序章に過ぎなかった」なんて、
映画の予告編みたいなことが、
本当に起こらなければいいけれど。

いや、
そんな「乙女の祈り」はやめよう。
今の流行を予行演習ととらえ、
本格的に準備を具体的にすべきだ。

変異は「突然」ではなく、
「必然」ととらえるべきなのだ。


●さすがにマスク姿の人が増えてきた。といっても3割ぐらいじゃないかな●他人の咳やくしゃみに敏感になっている自分が情けない。

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