元町から三宮まで、
久しぶりに歩いた。
新型インフルの呪縛から解き放たれたかのように、
週末のセンター街は人で溢れていた。
マスクをしている人は、
たぶん旅行者だろう。
途中、
ジュンク堂に寄った。
棚に「1Q84」がずらりと並んでいる。
村上春樹5年ぶりの新作長編だ。
反射的に一冊手に取りレジへ向かった。
店員が何か言っている。
ぼくはイヤホンをはずした。
「2ですけどよろしいですか」
「!」
2冊組だったのか。
で1は?
「品切れです」
「!」
「卵と壁」効果か、
27日の発売開始以来すでに、
全国で68万部が売れたという。
「ハリポタ」並みの社会現象だ。
次回入荷は10日も先。
新潮社の予想も遥かに超えていたのだろう。
まったく。
「逃した魚は大きい」。
「ない」となると余計に欲しくなる。
でもさっぱり諦めた。
時がたてばまた店頭に並ぶのだ。
そして時は、
瞬く間に過ぎていく。
読むべき本は、
いくらでもある。
●しばらくぶりに恩人に会えた。待てば海路の日和あり。例年になく鬱陶しかった5月も、これですべて帳消しだ●ちなみに「1Q84」はまだ続くらしい。だから上下巻じゃないのか。何も知らんな、ぼくは。
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