2009年6月11日木曜日

静観

京教大生集団準強制わいせつ事件で、
被害者の女性をネットで中傷したとして、
立命館大の学生らが指導されたという。

強姦被害者が世間の風評にさらされることを、
「セカンドレイプ」というそうだ。

事情はともかく、
個人の特定につながる情報を流したり、
憶測で他人を中傷したりしてはいけない。
当然、
言論の自由以前の問題だ。



ネット上でこの事件は、
いわゆる「祭り」という状態になっていて、
それは早大生らによる「スーフリ事件」を上回る勢いらしい。

処分された学生らの書き込みは、
MIXI上でなされたもので、
確かに相当ヒドイ内容だった。

ブログといえど、
世間に公表されているということは、
忘れてはならないと、
自戒する。



しかし一方、
信じるに足る相当な理由がある場合は、
公表しても中傷には当たらない。
だから、
事件について主張することに脅えてはならない。

それ相応の根拠があれば、
相当の表現で自説を述べればいい。

どのような立場の、
どのような言説であれ、
自粛してしまうことがあっては、
絶対にならない。

静観せよという意見もあるだろう。
だけど、
それは、
現状の肯定に他ならない。



逮捕された6人の学生は、
依然容疑を否認しているという。

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