2009年6月13日土曜日

憧憬

少し暑かったけど、
何か5月を思わせるような陽気に誘われ、
通勤の途中、
久々LOFTに寄り道した。



で、
買ったのがインドのお香。
「プレシャスチャンダン」、
つまり白檀(びゃくだん)。
線香花火を30センチぐらいに大きくしたって感じで、
インド製20本入りで263円。

ついでに、
お香立ても買ったが、
こちらもインド製で399円。

実は両方とも、
ぼくが憧れるミュージシャンが使っていて、
それからずっと欲しかったのだが、
余りの安さに拍子抜けした。



「憧れ」は「尊敬」以上に、
人間にとって確かな駆動力だ。
性別を問わず、
人生、
憧れる人の数は多いほどいい。

先日読んだ「日本の難点」で、
著者の宮台真司は、
「いじめ」をなくすには、
「ダメなものはダメ」と、
いかにして「感染」させるかだと言っている。



「心底スゴイと思える人に出会い、思わず『この人のようになりたい』と感じる『感染』によって、初めて理屈ではなく気持ちが動くのです」


「周囲に『感染』を繰り広げる本当にスゴイ奴は、なぜか必ず他利的です」



ここを読んで真っ先に思ったのが、
中学生の時の先輩だ。
年齢は1つか2つしか違わないのに、
とんでもなく素敵な「大人」に見えたっけ。

同じようなしゃべり方をしたかったし、
同じような文字を書きたかった。
好きな音楽や、
愛読書を理解したかった。

でもできなかった。
文字は人柄を表すと、
あの時本当に思った。



同じ物を買ったって、
「憧れの人」には実は全く近づけてはいない。
わかっちゃいるけど何とやら。

相変わらず、
形から入るもんで。。。


●それにしても良い香りだ●元町で「ロスジェネはこう生きてきた」(雨宮処凛著、平凡社新書)を買う。そういえば最近、ペンギンさんを見かけないなぁ。暑いしなぁ(笑)●鳩山総務相クビ。何やってんだか。この人。

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...