2009年12月2日水曜日

中華

Nスペの「チャイナパワー」を見ていると、
中国の勢いはとどまるところを知らないようだ。

中国が今最も接近しているのがアフリカ諸国で、
その狙いは、
この大陸に住む7億人の人々と、
地下に眠る資源なのだという。

何せ10億人の国である。
経済発展を続けるには、
内需だけでは全然足りないのだ。

「世界の台所」から「世界の工場」になり、
今や地球上の資源を食いつくそうとしている。

携帯電話会社がエチオピア全土に通信網を張り巡らしたり、
不動産会社がなぜかザンビアの銅山開発に乗り出したり、
民間会社が国家財政の後ろ盾を得て、
遮二無二触手を伸ばしている。


その様はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いなのであるが、
しかしNスペではついこの間「ドバイが熱い」と持ち上げ、
その舌のねも乾かぬうちに、
今はドバイはバブル崩壊でテンヤワンヤになってしまった。

世間で「中国、中国」と言われるようになったということは、
逆にもう下り坂に差し掛かった証拠なのかもしれない。

大体、
マスコミが「ブーム」と取り上げるころには、
本当のブームは下火になっていることが多い。
知っている人はずーっと前から知っているのだが、
感度の悪い記者は相当遅れて気がつく。

「新聞」も確かに前日あった出来事は載っているが、
トレンドとか先読み情報になると、
実は全くの「旧聞」であることは、
ほとんど常識でもある。


ちゅうか、
五輪の時にも書いたのだけど、
一体いつから「中国4千年の歴史」は「中国5千年の歴史」に変わったの?
一気に千年もサバを読むとは大した度胸だけど、
ちょっとインフレに過ぎないか?

王将のCMも作り変えなきゃ。


●天満「じゃず家」セッション。久し振りの顔に再会できただけで心が和んだ。

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