2009年12月20日日曜日

滅私

いやぁメッシ。

すごいなぁメッシ。


今しがたまで、
サッカーのクラブW杯決勝戦を見ていた。

何のことかわからない人もいると思うけど、
世界中のサッカーのクラブチームの№1を決める大会で、
現在世界№1の選手と言われるメッシが、
決勝ゴールを決めたということ。

つまり、
WBCでのイチローみたいな感じ。


こういう場面を見るたびに、
やっぱりスターは何かを持っているみたいに人は言う。

そう言ってしまえば確かに簡単だし、
実際、
人智の及ばぬ何かがあるのかもしれない。

今の決勝戦でもメッシは、
120分間の戦いのほとんどの場面で目立ってなかった。

いるのかいないのかわからないぐらいだった。

それでも最後の最後、
ほんの一瞬だけ、
誰よりも早く、
誰よりも激しく走り、
ゴール前に上がった球に飛び込むようにして、
胸で押し込んでしまった。

その一瞬を逃さないという点が、
誰にも真似のできない、
唯一無二のスターであるということなのだろう。


こう言ってしまうと、
やっぱり彼らは特別な人ということになるが、
そこから凡人が学べることは何だろう。

メッシとて神ではない。
今の試合でも、
何度も「しまった」と思う機会はあったはずだ。

でも最後まで己を信じて諦めず、
自分の能力を爆発させるタイミングを、
ずっと待ち続けたのだと思う。

イチローだって、
最後のヒット以外はずっと苦しみ続けたじゃないか。

身体能力以外で真似ができるとすれば、
その忍耐力ということになる。


凡人のぼくは、
肝心のゴールの瞬間、
テレビの前を離れ、
煙草を吸っていた。

あぁこの忍耐力のなさよ!


●一応画面は見ていたけど、だいぶ遠目だった●今宵の冷え込みは特に激しく、住吉のホームは本当に寒かった。

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