バンクーバー五輪切符をかけた、
全日本フィギュア女子フリー。
既に決まっている安藤美姫を除く2枠を巡る争い。
といっても事実上「当確」の浅田真央を除いた、
中野友加里と鈴木明子の一騎打ちだった訳だけど、
結果はご承知の通り鈴木が射止めた。
僅差ではあったけど、
鈴木の演技で特に思ったのは、
この人のセンスのよさである。
音楽をかけながらスケートを滑るということを、
一番よく体現しているのは、
安藤や浅田より彼女だと思う。
にしても選曲って大事だな。
思い出されるのは4年前のトリノ五輪。
荒川静香が滑った、
「誰も寝てはならぬ」は抜群だった。
曲そのものが、
聞いているだけで心地よくなる。
「五輪ぽい」格調の高さもある。
これだけ年月がたっても、
あの曲が流れるとイナバウワーを思い出すのだから、
相当ハマってたんだ。
それに引き換え、
浅田の「鐘」という曲は、
ラフマニノフで格調は高いのだけど、
何か聞いていると悲壮感というか、
暗~い気分になってくるのはぼくだけだろうか?
いくら良い演技をされても、
見ている方は気分が沈んでいく。
あの曲をねじ伏せ、
喝采に変える演技は、
相当に至難の業ではなかろうか。
今日はさすがに真央ちゃん、
真剣だったけど。
「今年一番の滑り」があれでは、
「金」はやっぱり金か。
●中野はまたしても涙。可哀そうだけど、たぶん順当●新地「JAZZ ON TOP」で今年の歌いおさめ。ダメだったんだけど、ダメなりに納得した●明日は「アバター」を見てくるのでその報告を!
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