煙草が一本あたり1円値上げになりそうだと聞いて、
心底がっかりした。
一箱1000円になればやめられたのにとか、
500円だったら減らせたのにという、
私ごとで言っているのでは絶対になーい。
民主党にがっかりしているのだ。
「戦後政治の大掃除」とか大上段に構えておいて、
出てくる話がみみっちすぎる。
冗談じゃない。
もし一箱1000円にしていたら、
猛反発もあっただろうが、
煙草を吸わない人はもちろん、
喫煙者の中にだって、
「民主やるな」と思う人がいたはずだ。
痛みを蒙ろうと、
自民党ではできないことに手をつける。
そう期待していた人は多いはずだが、
今のところ全くの肩すかし。
特に長妻厚労相がいただけない。
会社の労働組合で頑張っていた人が、
幹部になって手のひらを返されたような、
「あっち」の人になっちゃった感がある。
「君子豹変、小人革面」(くんしはひょうへんし、しょうじんはおもてをあらたむ)という。
君子は時に応じて、豹の毛が生え変わるように、鮮やかに変化する。
これに反して、小人は上の人に従う顔つきだけはする。
真に、ひとかどの人物であれば、変化、変革を恐れない。
必要であれば、あるいは過ちとわかれば、
がらりとやり方、態度を変えたりもする。
ところが小人は、表面上、それを受け入れる素振りをしつつも、
旧来のやり方やメンツにとらわれ、古いやり方や、
いったん口にした自説にこだわってしまう。
(ブログ「中国古典の名言名句1000選」より)
たぶんみんな、
自分は君子になったつもりなんだろうけど、
結局たいてい小人なんだよな。
自戒を込めてそう思う。
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