2009年12月16日水曜日

伴走

天満・じゃず家で長らくセッションアシストを務めていた、
ピアニストの押領寺さんが今日で最後だった。

「アシスト」であるからには、
ボーカルからインスト、
古今問わず色んな曲を知っているのは当然ながら、
その他様々な苦労がある。

誰でも自由に参加できるのであるから、
びっくりするほど上手い人もいれば、
その逆もある。

ぼくを含め、
不正確な楽譜を持ってくる人もいれば、
自分の好き勝手に「アレンジ」してしまう人もいる。

日によってドラマーがやけに多い日や、
ボーカルが5人もいる日もある。
チェロやタップにピアニカ、
楽器だって様々だ。

そうした様々な状況を把握し、
なおかつ参加者に気分よく帰ってもらえるよう、
組み合わせや順番を考えるわけだ。


最初にじゃず家に行ったのはおととしの12月。
親父が死んでまもなくのことだった。

その時から、
月に何回か彼女の伴奏で歌を歌い、
たまに彼女が出演しているライブに行き、
歌わせてもらったこともあった。

彼女は大きく成長し、
これからは伴奏ではない仕事を増やすのだろう。

2年間、
ぼくの挑戦に伴走してくれたことに勝手に感謝しながら、
いつもの3割増ぐらいの勢いで歌った。

●今日初めて女性のジャズギタリストに出会った。

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