もう一週間ほど前のことになるけど、
職場で来年の手帳とカレンダーが配られた。
例年なら「もう一年たったのかぁ」と思いながら持ち帰るところだが、
今年はそれに加え、
「うちの会社にもまだそれぐらいの余力はあるのだ」という感慨もあり、
そう考えると何やら有難く思えてきた。
仕事柄、
今日が何日で何曜日かということに気が回らない。
それでなくても夜か昼か曖昧な生活。
いつの間にか月が替わっていたなんてこともしょっちゅうだ。
そういう句読点のない文章のような日常を送る身にとって、
一年の終わりだけは、
かろうじて節目らしさを保っている。
それには元日が誕生日だという個人的事情も大きく絡んでいる。
元日の誕生日なんて、
迎春ムードとともにドサクサ紛れに過ぎていくので、
子どものころはちっとも有難くなかったが、
今となっては、
そうでもなければ自分の誕生日さえ気がついたら過ぎていた、
なんてことも十分ありえる。
この時期、
恒例の十大ニュースなんていうのが、
新聞で取り上げられだした。
流行語大賞は「政権交代」だった。
今年一番の国内ニュースだったことは間違いない。
しかしその流行語の生みの親鳩山首相は、
故人献金に続いて母親からの不可思議な9億円で揺れる。
週刊誌の見出しに、
「非課税 9億円の子ども手当て」とあって、
思わず「上手い」と手をたたいた。
政権交代が流行語のレベルなら、
飽きられるのも案外早いかもしれない。
●ちなみに親父の誕生日も元日だった。日本中でこんなお目出度い父子は何組ぐらいいるのだろう。
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