2009年12月3日木曜日

節目

もう一週間ほど前のことになるけど、
職場で来年の手帳とカレンダーが配られた。

例年なら「もう一年たったのかぁ」と思いながら持ち帰るところだが、
今年はそれに加え、
「うちの会社にもまだそれぐらいの余力はあるのだ」という感慨もあり、
そう考えると何やら有難く思えてきた。


仕事柄、
今日が何日で何曜日かということに気が回らない。
それでなくても夜か昼か曖昧な生活。
いつの間にか月が替わっていたなんてこともしょっちゅうだ。

そういう句読点のない文章のような日常を送る身にとって、
一年の終わりだけは、
かろうじて節目らしさを保っている。


それには元日が誕生日だという個人的事情も大きく絡んでいる。

元日の誕生日なんて、
迎春ムードとともにドサクサ紛れに過ぎていくので、
子どものころはちっとも有難くなかったが、
今となっては、
そうでもなければ自分の誕生日さえ気がついたら過ぎていた、
なんてことも十分ありえる。


この時期、
恒例の十大ニュースなんていうのが、
新聞で取り上げられだした。
流行語大賞は「政権交代」だった。
今年一番の国内ニュースだったことは間違いない。

しかしその流行語の生みの親鳩山首相は、
故人献金に続いて母親からの不可思議な9億円で揺れる。

週刊誌の見出しに、

「非課税 9億円の子ども手当て」とあって、

思わず「上手い」と手をたたいた。


政権交代が流行語のレベルなら、
飽きられるのも案外早いかもしれない。

●ちなみに親父の誕生日も元日だった。日本中でこんなお目出度い父子は何組ぐらいいるのだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...