「AVATAR(アバター)」(ジェームズ・キャメロン監督)を観た。
話題の3D映画ということだからか、
「タイタニック」から12年、
キャメロン監督渾身の一作ということだからか、
西宮北口の映画館は、
月曜日の午後だけど7割ぐらの入り。
3Dについては、
テーマパークなどで体験済みの人がほとんどだろうから、
特に驚きの声などはなかった。
むしろ、
目の前に物が飛び出してくるような類を期待していた人には、
肩すかしだったかもしれない。
立体効果はコケオドシではなく、
主に「奥行き感」を出すために使われていた。
途中何回か眼鏡をはずしてみて、
はっと3Dであることに気付く。
それぐらいの感じ。
「観るのではない。そこにいるのだ」
という宣伝効果は明らかに誇大だけど、
それだけ自然なレベルに昇華されているということだ。
映画の内容は、
宮崎駿とマトリックスの世界を一緒にしたような感じ?
タイタニック的感動とは全く異なるけど、
162分という長尺を飽きずに観ることができた。
それは3Dというだけでなく、
脚本が優れているからだろう。
最大の難点は、
やはり眼鏡をかけなければならぬことだろう。
ちょうどサングラスをして観ているようで、
最後まで画面が暗いと感じた。
それさえ解消されれば文句なし。
特に先日観た「2012」なんかは、
すごいことになりそうなんだけど。
さらに技術が洗練され、
眼鏡なしでOKになれば一気に普及すると思う。
「どっちが現実かわからない」
映画のセリフそのままの、
疑似世界が至る所に出現するわけだ。
●5時間ぐらいになってもいいから、完全版が観たいと思った●「タイタニック」で印象的だったセリーヌ・ディオンの主題歌。ちなみに「アバター」ではレオナ・ルイスだった(でも、エンドロールで一度流れただけ)●ちなみに料金は2100円と通常より300円高い(眼鏡代?)●さらにちなみに、前寄りの席の方がいい(3Dが効果的)とあとで知った。
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