W杯を見ていると、
「一瞬の差」が勝敗を分けるのだとよく分かる。
コンマ1秒の差は、
日常生活においては「ない」に等しいけど、
スポーツの世界では、
きっと「あの世」と「この世」ぐらい違うんだなぁ。
例えば、
メッシがボールをドリブルすると、
敵の選手が、
赤子の手をひねるようにかわされるのは、
メッシが常に「一瞬」早いからだろう。
コンマ1秒どころではない、
100分の1秒とか、
1000分の1秒とか。
そんなわずかな時間でも、
他の選手より早ければ、
その時間、
相手は止まっているに等しい。
止まっている人の間をすり抜けていくのは、
簡単なことだろう。
メッシのプレーがやすやすと見えるのは、
そういうことではないか。
ゴール前では特に、
速さとか高さとか強さよりも、
「静」から「動」に切り替える反応こそが大切に思える。
動き出しっていうやつ。
日本の選手は、
まだまだそのあたりを磨く余地があるんじゃないかな。
そんなことを考えながら通勤していると、
つい「勝負」してしまいたくなる。
自分が信号待ちをしている時、
青になった瞬間に、
誰よりも早く歩き出そうとしてみるのだ。
すると気づくのだけど、
目で信号が青になったと認識してから、
足が前に出るまでの時間の、
何と長いことか。
普通は右足を出そうとすると、
その前に左足に力が入る。
その左足の動きをなくして、
いわゆる「ノーモーション」で右足を出そうとするのだけど、
これが結構難しい。
青になった瞬間に右足だけスッと。
できないんだなぁ。
生来、
反応が鈍いのに、
こんな時だけ反応を早くしようとしたって、
無理に決まってるんだけどね(笑)。
●イングランド対ドイツ。すごい誤審だった。あの主審、無事だといいけど、、、
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