「寒の戻り」ってんですか、
小春気分が吹っ飛ぶ寒さ。
今日はじゃず家のセッションに行くぞっ、
っていう決意はあっさりしぼみ、
とはいえ折角の休日、
何か面白そうなことはないかと探して、
結局これにした。
アカデミー賞効果ってヤツですか。
獲ってなければたぶん「ヒアアフター」にしただろう。
近所の映画館では今日から公開だったようで、
何と特別料金1000円‼
ということもあってか、
平日の夕方にも関わらず、
映画館に滑り込んだ時には、
客席は8割ほど埋まってた。
ひょんなことから英国王になった男が、
実は吃音で、
人前で話すのが大の苦手という、
嘘のような実話。
でも、
見終わった感想を率直に言えば、
面白くない事はない、、、
退屈で眠くなるってことはなかったけど、
期待して行ってたら、
きっとがっかりしただろう。
基本、
吃音が重要なテーマだけに、
英語が理解できないのは大きなハンデだった。
英国王が「Fuck」とか「Shit」と連呼する「おかしみ」が、
実感として湧きあがってこない。
それとは別に、
本作もやっぱり「実話モノ」にありがちな、
「あれもこれも」の罠に落ちていると思った。
ストーリーは単純だし、
各エピソードも言いたいことは分かる。
でも、
どのエピソードも深堀できておらず、
感情移入が十分できない。
だから最大の見せ場であるはずの、
最後のスピーチの場面も、
グッと盛り上がらない。
ぼくだけに限らず、
周囲のみなが淡々と見終わって、
静々席を立っていた(ように思う)。
その顔には一様に、
「まぁこんなものか」と書かれていた(ように思う)。
●こんだけ書いておいてなんですが、もしこれから見るなら「ジョージ6世」だけはウィキって読んどくといいですよ~(笑)●FM802でふいに流れたこの曲(http://www.youtube.com/watch?v=GLmlkUXO9vU)。あぁ~名曲。
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