2011年3月2日水曜日

吃音

「寒の戻り」ってんですか、
小春気分が吹っ飛ぶ寒さ。

今日はじゃず家のセッションに行くぞっ、
っていう決意はあっさりしぼみ、
とはいえ折角の休日、
何か面白そうなことはないかと探して、
結局これにした。














アカデミー賞効果ってヤツですか。

獲ってなければたぶん「ヒアアフター」にしただろう。

近所の映画館では今日から公開だったようで、
何と特別料金1000円‼

ということもあってか、
平日の夕方にも関わらず、
映画館に滑り込んだ時には、
客席は8割ほど埋まってた。

ひょんなことから英国王になった男が、
実は吃音で、
人前で話すのが大の苦手という、
嘘のような実話。

でも、
見終わった感想を率直に言えば、
面白くない事はない、、、

退屈で眠くなるってことはなかったけど、
期待して行ってたら、
きっとがっかりしただろう。

基本、
吃音が重要なテーマだけに、
英語が理解できないのは大きなハンデだった。

英国王が「Fuck」とか「Shit」と連呼する「おかしみ」が、
実感として湧きあがってこない。

それとは別に、
本作もやっぱり「実話モノ」にありがちな、
「あれもこれも」の罠に落ちていると思った。

ストーリーは単純だし、
各エピソードも言いたいことは分かる。

でも、
どのエピソードも深堀できておらず、
感情移入が十分できない。

だから最大の見せ場であるはずの、
最後のスピーチの場面も、
グッと盛り上がらない。

ぼくだけに限らず、
周囲のみなが淡々と見終わって、
静々席を立っていた(ように思う)。

その顔には一様に、
「まぁこんなものか」と書かれていた(ように思う)。

●こんだけ書いておいてなんですが、もしこれから見るなら「ジョージ6世」だけはウィキって読んどくといいですよ~(笑)●FM802でふいに流れたこの曲(http://www.youtube.com/watch?v=GLmlkUXO9vU)。あぁ~名曲。

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