2011年3月4日金曜日

瞬時

出勤のため梅田の地下街を歩いていたら、
目の前に財布らしきものが落ちている。

落とされたばかりなのか、
大勢の人が生き買う中、
ポツンとその財布だけが、
通路の真ん中に置かれているようにあって、
しかも誰も気づいていない。

咄嗟に拾い上げると、
水色でファスナーのついた、
やっぱりどう見ても財布。

しかも、
かなり分厚い。

と、
手にとってから、
どうしたものかと考えた。

交番に届けると、
いろいろ状況説明しなきゃならんし、
会社に遅れる。

第一、
このへんに交番あったっけ?

近所の売店に預けようとも考えたが、
何となく断られそうな気がした。

かといって、
もう一度通路に置くのは論外、、、

数秒考えた挙げ句、
すぐそばのコインロッカーの上に置いた。

こうしとけば、
目立つから盗まれることはないだろうし、
持ち主が探しに戻ってきても気づきやすいだろう。

そう納得して、
しばらく歩いたら、
曽根崎警察が目に入った。

しまった。

こんなに近所にあったじゃないか。

しかし今更引き返したら、
尚の事会社に遅れるし。

盗まれやしないよ。

みんないい人ばかりだよ。

そう自分に言い聞かせながら、
どんどん歩みを進めた。

でも正直、
あの瞬時の判断は誤りだった。

道に落ちている手袋とは訳が違ったのだ。

何といっても財布。

せめて売店の人に頼んで、
交番に届けてもらうべきだった。

落とし主に無事戻っていればいいのだけれど、、、

●携帯の名刺リーダー機能を使えば、入試問題がすぐにテキスト化できると、専門家の指摘があって、会社の後輩が試したら、なんとものの見事にできた。でも、たぶんブラインドタッチで打ったのだと思う。ぼくの見立てでは、試験監督がそれほどずさんだったのだ。被害者づらしてる京大に腹が立つ。カンニングで逮捕されるか、普通●業務連絡。後ほど元町に参上いたします。

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