2011年3月25日金曜日

存在

読売新聞の四コマ漫画「コボちゃん」は、
主人公コボに妹ミホが生まれるという、
意外な展開になったことは以前書いた。

そのコボは今春小学校に入学する。

登場人物が成長する四コマ漫画。

6年後には中学生になり、
十数年すれば成人したコボが見られるのだろうか?

その間に、
おじいさんやおばあさんが亡くなったり、
コボの両親が離婚したりしたらどうしよう、、、

など、
くだらぬ事が気になってウィキると、
作者はミホが3歳になるぐらいまで、
年齢を動かすそうだ。

何か中途半端。

残念なような、
でも安心したような。

そうそう、
本題なんだけど、
コボちゃんって、
地震があった翌日も、
ちゃんと載ってて驚いた。

未曾有の大災害を伝えるど派手紙面の片隅、
普段は左上なのが左下に移動していたが、
そこだけは、
いつもどおりのコボちゃんだった。

あれはどういう意図なのかしらん。

読売に限らず、
新聞の四コマ漫画は作者が病気にでもならない限り、
絶対に休まない。

一瞬「不謹慎」な気もしたのだけど、
大混乱する社会の中で、
唯一そこだけ、
かろうじて守られている「日常」という風にも感じられた。

普段大して気にもとめない四コマ漫画だけど、
ああいう時って、
それが「ある」という事そのものが大きな意味を持つ。

この先どんなに驚天動地な出来事があっても、
心の片隅に四コマ漫画を。

社会の中の四コマ漫画に。

大したこと何にもしなくても、
そこにいることが重要な、
そういう人間になりたいなぁ。

●巨大地震から2週間が経過した●高校時代からの友人が「ブログ千回おめでとう」メールをくれた。彼は関東に住んでいて、今回の地震の際は9階にあるオフィスにいて、大そう揺れたと追記してあった。「たぶん一生忘れないだろう」とも。


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