テレビの地デジ化がいよいよ迫ってきたが、
追い打ちをかけるように、
「火災報知機の義務化」がやってくる。
ぼくの住む市では、
来年6月までに設置しなければならないそうだ。
ちなみに、
設置場所は市区町村によって違うらしくて、
うちの場合は「就寝場所、台所、階段」となっている。
ということは、
母と二人暮らしのうちの場合、
計4か所につけなければならない。
これすべて消防法の改正によるものなのだが、
ぼく的にはヒジョーに気持ち悪い。
シートベルトの義務化の時にも思ったけど、
そこまで国に心配してもらわなくても結構だ、
というのがぼくの基本手スタンス。
総務庁消防庁が発表した「平成16年における火災の状況」によれば、死者1,009人のうち逃げ遅れによる死者が633人(62.7%)に達しており、住宅火災の死者の6割以上が、「逃げ遅れ」によるものであることがわかります。
そりゃ火災報知機を義務化すれば、
救われる命は出るだろう。
でも、
633人の命を救うために、
全世帯に1個以上の火災報知機を義務化することが、
果たして妥当なのだろうか?
家が火事にならないように注意すること、
そして火災で死なないようにするのは、
あくまで個人の責任であって、
国に「義務化」される筋合いではないのではなかろうか。
こういう場合いつも思うのだが、
「善」が大義名分であると、
なかなか声高に反対しづらいところで、
そこが気持ち悪さの最大の原因だと思う。
しっかしな~んか最近の世の中って、
「あなたのため」っていいながら、
義務ばっか増えてません?
自殺者年間3万人超。
人の生きる権利さえ満足に守れないくせに。
さて、
次は何が義務化されるでしょう。。。
●火災報知機をつけなくても、今のところ罰則はないけど、いずれ罰則がつくようになるに決まってる。
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