録画で見てしまった。
CM飛ばしたけど。
ぼくはこのドラマの熱心な視聴者ではなかったけど、
パート1と2は、
同年代だったこともあって、
何となく見てはいた。
15歳の妊娠とか、
校内暴力で生徒を逮捕とか、
時代を先取りというか、
教育への強烈な問題提起だったと思う。
特にパート2のいわゆる「腐ったミカンの方程式」、
加藤が学校内で手錠をかけられ、
中島みゆきの「世情」が流れるシーンは、
テレビドラマ史上に残る傑作だと、
勝手に思っております。
http://www.youtube.com/watch?v=fOEOiVAD1-o
「ファイナル」ではその加藤が大活躍。
定年を前にした金八先生が、
荒れる生徒・景浦に手を焼いて、
今や建設会社の社長になっている加藤に、
助力を求めに行くシーンでの加藤の台詞が秀逸。
「それはできないな。先生。だって、その子には先生がいるじゃないか。“ここがお前の場所なんだ”って。その子は、先生に言ってほしいんだよ。 俺も、そうだった。本当のワルなら、学校には来ないよ。言ってほしいんだよ。金八先生に見放された子に、未来はないよ…」。
「負うた子に教えられ」ってやつですね。
ところで。
今日最寄り駅に行くため、
音楽を聴きながらママチャリをこいでいると、
右側からスッと自転車に乗ったオニイチャンが近づいてきた。
手に紙幣を握り締め。
????
ゆうべの金八先生のこともあって、
一瞬「かつあげ?」と思ったものの、
なら彼が紙幣を持っているのも変な話で、
思い返してみて、
やっと「オレが落としたやつだ」と気づいた。
家を出がけに上着に無造作に突っ込んだ六千円が、
何かのはずみで落ちて、
それをオニイチャンは親切にも、
追いかけて届けてくれたのだ。
以上のようなことを、
0.5秒ぐらいで理解し、
口をついたのは「ありがとう」のたった一言だけ。
そしてぼくは駅へ、
彼はどこかへ去っていった。
「かつあげ」などと、
一瞬でも思った自分が情けない。
教えられました。
●これがまた、「ファイナル」に出てきた景浦に似た、カッコいいオニイチャンだったんだ●福島原発の敷地からプルトニウムが検出されたという。破滅的展開である。
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