昼ごろに起きると、
姉夫婦が来ていた。
話題は当然のことながら地震になったのだが、
阪神大震災の当時、
阪神間はグチャグチャなのに、
大阪に出てみると全然普通で、
すごい違和感を感じたという点で、
意見が一致した。
その時テレビではNHKのど自慢をやっていた。
八代亜紀が泣きながら歌っていた。
それから、
近所の映画館に「SP革命篇」を一人で観に行った。
映画館の入っているショッピングモールは人であふれ、
映画館もほぼ満席。
映画は、
テロリストに占拠された国会で、
SP4人が奮闘するという話。
今の状況だと、
こんな荒唐無稽な話も、
妙にリアリティがある。
前作「SP野望篇」よりスケールが大きく、
ある意味ちょっと「映画らしく」なっていた。
主演の岡田准一のアクションがまた、
地味にカッコよかった。
帰宅して、
地震発生以来の新聞を読み返した。
当初の、
地震と津波のパニック的扱いから、
数日後には原発問題が紙面の多くを占め、
それ少し落ち着くと、
今度は救出話や避難所の苦労などに移り、
今は、
相変わらず綱渡り的な原発がメーンだが、
ようやく始まった物資供給や被災者の県外脱出等々、
少しずつではあるが、
何がしかの均衡を取り戻そうという雰囲気が出てきている。
阪神大震災でさえ、
16年たった今でも、
その爪痕は町の記憶として残っているわけだから、
今回の地震だって、
今後数十年にわたるであろう復興の、
ほんの端緒にすぎない。
でも、
たとえひとかけらずつでも、
毎日の営みを通して、
何かが直され、
癒されていくだろう。
それができるのは、
生き残っているぼくらと、
これから生まれてくる子どもたちだけだ。
そんなことを思いながら、
焦らず腐らずたゆまず、
再び仕事場に戻る。。。
●NHKがニュースの間に「ケルン・コンサート」を流している。いい選曲だけど、ぼくはやっぱ仕事モードは「アキレス最後の戦い」で行きます。
0 件のコメント:
コメントを投稿