2011年9月18日日曜日

唖然

きょうの天声人語を書き写していて早々、
あ然とした。

今日のお題は、
文化庁の「国語調査」。

「ら抜き」言葉とか、
「早っ」や「でかっ」という用法が、
市民権を得つつあるという結果を、
やや嘆きつつ紹介しているのだが、
その冒頭、
筆者がパソコンで書いていることを、
恥ずかしげもなくばらしている。

たぶん本人は「ばらす」つもりもなく、
至極当然のように書いたのだろうが、
「書き写しノート」を販売しておいて、
自らはパソコンで書いているという状況は、
何か変だ。

先日も書いたけど、
最近の天声人語の文章が「甘っ」と感じられるのは、
鉛筆を握って一言一句を推敲するのではなく、
パソコンでパチパチと打っているからではないか。

そんな邪推をしてしまう。

別にパソコンで書くことが悪いとは思わない。
が、
そこで出来あがる文章は、
手書きのものとは絶対に違うと思う。

こどものころ読んだ天声人語は、
原稿用紙に手書きだったはず。

だれもがパソコンで文章を書く時代だが、
天声人語ぐらい手書きになさったらどうだろう。

あ然といえば、、、

現在開かれているラグビーのW杯で、
日本が開催国ニュージーランドに83対7で負けた。

大差で負けたことにあ然としたのではない。

日本がNZ戦に主力を温存したことに驚いたのだ。

一応背景を説明すると、
日本はこれまで、
W杯で1勝しかしていない。

今大会の最大の目標は2勝することだと、
それは知っている。

NZ代表、
通称「オールブラックス」は、
世界ナンバーワン、
主力を出しても100%負けたとは思う。

がしかし、
残る2戦に勝つために、
あえて主力を温存した戦い方は、
気持ちよくない。

なでしこが五輪予選で、
格下戦で主力をベンチスタートさせたのとは、
全然意味が違うのである。

挑戦者としての意気みたいなものが感じられないのである。

戦略的な起用といえばカッコいいが、
ラグビー素人としては、
弱腰にしか映らなかった。

仮に2勝したとしても、
喜ぶのはコアなラグビーファンだけだろう。

なでしことは天と地の違いだ。

●今週は元町にも住吉にも行けなかった。あ然としないでくださいね(笑)。体力温存です。



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