きょうの天声人語を書き写していて早々、
あ然とした。
今日のお題は、
文化庁の「国語調査」。
「ら抜き」言葉とか、
「早っ」や「でかっ」という用法が、
市民権を得つつあるという結果を、
やや嘆きつつ紹介しているのだが、
その冒頭、
筆者がパソコンで書いていることを、
恥ずかしげもなくばらしている。
たぶん本人は「ばらす」つもりもなく、
至極当然のように書いたのだろうが、
「書き写しノート」を販売しておいて、
自らはパソコンで書いているという状況は、
何か変だ。
先日も書いたけど、
最近の天声人語の文章が「甘っ」と感じられるのは、
鉛筆を握って一言一句を推敲するのではなく、
パソコンでパチパチと打っているからではないか。
そんな邪推をしてしまう。
別にパソコンで書くことが悪いとは思わない。
が、
そこで出来あがる文章は、
手書きのものとは絶対に違うと思う。
こどものころ読んだ天声人語は、
原稿用紙に手書きだったはず。
だれもがパソコンで文章を書く時代だが、
天声人語ぐらい手書きになさったらどうだろう。
あ然といえば、、、
現在開かれているラグビーのW杯で、
日本が開催国ニュージーランドに83対7で負けた。
大差で負けたことにあ然としたのではない。
日本がNZ戦に主力を温存したことに驚いたのだ。
一応背景を説明すると、
日本はこれまで、
W杯で1勝しかしていない。
今大会の最大の目標は2勝することだと、
それは知っている。
NZ代表、
通称「オールブラックス」は、
世界ナンバーワン、
主力を出しても100%負けたとは思う。
がしかし、
残る2戦に勝つために、
あえて主力を温存した戦い方は、
気持ちよくない。
なでしこが五輪予選で、
格下戦で主力をベンチスタートさせたのとは、
全然意味が違うのである。
挑戦者としての意気みたいなものが感じられないのである。
戦略的な起用といえばカッコいいが、
ラグビー素人としては、
弱腰にしか映らなかった。
仮に2勝したとしても、
喜ぶのはコアなラグビーファンだけだろう。
なでしことは天と地の違いだ。
●今週は元町にも住吉にも行けなかった。あ然としないでくださいね(笑)。体力温存です。