2011年9月29日木曜日

曲芸

被災地への旅で久し振りに飛行機に乗り、
驚いたのは機内アナウンス。

「この先大きな揺れがございましても、飛行には影響ございません」

なんかこんな感じで、
ずい分軽く言うなぁと思った。

でもこれぐらいの方が心配させなくていいのかも。

そう好意的にとっていたぞANA。

そりゃ彼らにしてみれば、
少々揺れるぐらい、
どーってことないだろう。

エアーニッポンが運航する那覇発羽田行き全日空140便(ボーイング737―700型機、乗員乗客117人)が6日、飛行中に30秒間で約1900メートル急降下したトラブルで、同機は一時、上下が逆になる背面飛行に近い姿勢になり、機首が35度も下がった状態で急降下するなど、失速寸前の状態に陥っていたことが、運輸安全委員会の調査でわかった。
























ぎゃー。


こんな曲芸飛行をしておきながら、
隠してきたんだから。

しかし不思議なのは、
乗客はなぜ気づかなかったのかということ。

なんでも、
夜間で外が見えず、
あまりの圧力で座席に押しつけられたため、
これほどの事態だとわからなかったらしい。

確かに、
真っ暗闇の中でジェットコースターに乗っても、
あんまり怖くないかも。

怖いのは、
自分が置かれている状況が見えるからで、
加速度とか角度とか音ではない。

しかし、
客室乗務員2人が軽傷という、
奇跡的な軽い被害で済んだのをいいことに、
だんまりを決め込んでいたANA、
許すまじである。

当時の乗客も、
この事実を知って驚愕したに違いない。

もしぼくが知っていたら、
たぶんANAは選ばなかったな。

いや、
絶対だな。

●しかも新幹線にしてたかも、、、

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