ぼくの「一番弟子」だと自称する後輩が、
きょう仕事上の大役を初めて任された。
弟子っていっても、
ぼくは後輩に特別な何かを教えたつもりはない。
最初に会ったのは確か、
ぼくが復職したころだったと思う。
周囲がぼくのことを敬遠する雰囲気の中、
その後輩だけは積極的に話しかけてくれ、
ぼくは「おれと話しなんかしない方がいい」などと、
口ではいいながら実は随分救われた。
途中入社にも関わらず、
物怖じせず好奇心旺盛で、
当時から頭の回転が早く、
何よりも仕事に対する「感性」が良かった。
あれから4年以上の時がたち、
後輩はメキメキ力をつけ、
そしてついに登り詰めた。
もはや仕事のスピードではかなわない。
何せこっちはマウスを使ってやる作業を、
ショートカットキーだけでこなしてしまうのだ。
スピードだけなら、
たぶんだれも敵わないと思う。
ぼくが二度と座ることのない席にいる後輩を見て、
ぼくは本当に嬉しかった。
今こう打っていても、
涙が出そうだ。
夢をかなえてくれた子どもを持つ親って、
こんな気持ちかな(笑)
これからは先輩も後輩も、
弟子も師匠も関係ない。
互いに切磋琢磨できる関係で、
少しでも長くあれるよう、
ぼくも負けずに頑張る。
●「最後からに番目の恋」。失速気味。酒の勢いを借りないと、本音が言えないようじゃ、駄目駄目だな。客観的に見てるとよくわかる。
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