吉本隆明って思想家が亡くなった。
ヨシモトリュウメイ。
名前は高校生のころから知ってるけど、
実像はさっぱり知らない人の典型。
ばななの父とか、
海で溺れ死にかけたとか、
最近は糸井重里が持ち上げていてたことなどが最近では印象的だけど、
その考え方はホント知らないといっていい。
主著の「共同幻想論」だって、
名前は有名だけど、
読んだ事もなければ中身に関する知識もない。
朝日新聞によると、
「敗戦から経済成長、成熟へと移り変わった日本社会での、ユニークな問題提起者であり続けた」とのことだけど、
そんなに問題提起してたっけ?
原発推進論者だったということも、
今回初めて知った。
福島原発事故後もその立場は一貫してたようだ。
読売新聞によると、
『「原発放棄は人間が猿から別れて発達し、今日まで行ってきた営みを否定することと同じ」と断じた。』とある。
週刊新潮の今年の新年号ではもっと過激だぞ。
「自動車だって事故で亡くなる人が大勢いますが、だからといって車を無くしてしまえという話にはならないでしょう」だって。
電力会社やどじょうが聞いたら泣いて喜びそうな発言。
しかしこの原発推進派の部分、
なぜか朝日新聞では触れられていない。
自分に都合の悪い部分は削除ですかな?
「市井に身を置く知の巨人」の肩書きにしては、
いくらなんでも暴論だろ。
原発事故と自動車事故なんて、
比較する事自体がおかしいことは、
小学生でもわかろうに。
たとえばスペースシャトルが死亡事故を起こしても、
宇宙開発はやめるなというのならいざ知らず。
まぁこの人、
オウム事件のさなかに麻原彰晃を宗教家として認める発言をして、
思想界から総スカンを食った過去がある。
万人が右と言っても、
おれは左と思えば左みたいな、
一徹さは嫌いじゃないけどね。
でも言い方を変えれば、
ただの偏屈オヤジではないかいなと。。。
合掌。
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