2012年3月26日月曜日

卒業

一年間の出向を終えた2人の送別会が、
仕事の後ささやかに催された。

うち1人は担当が違うこともあって、
ほとんど会話をかわすこともなかったのだけど、
帰り際に挨拶したら、
「たはしろさんの仕事はとても勉強になりました」と、
嬉しいお言葉。

もちろん本当は「たはしろ」なんて言いませんよ(笑)

社交辞令だとしても嬉しいじゃないか。

そして、
それとは別の「卒業」が唐突にやってきた。

は〜い、
ここからはAKB嫌いな人は読まなくていいですぅ。

前田敦子が卒業って聞いて、
真っ先に思ったのは「終わった」という言葉。

AKBって何人いるのかすら知らない素人だけど、
何人いようとあのグループは「前田敦子」そのものだと思う。

海のものとも山のものともしれぬ企画に応募した14歳の女の子が、
日本一のアイドルグループのセンターに立つという、
シンデレラストーリーを象徴していたのが前田敦子だ。

ぼくが彼女を素敵だなと思うのは、
とても自己評価の低い内気な彼女が、
歌っている時にたまにみせる、
無邪気な笑顔だ。

大島優子も可愛いとは思うけど、
ぼくから見れば彼女はプロのアイドルだ。

前田敦子のアマとプロの境界線を漂うような、
その感じは唯一無二だったと思う。

故に、
前田敦子の抜けたAKBはAKBではない。

グループとして存在しても、
そして将来別の中興の祖みたいな子が出てくるとしても、
それはやっぱりAKBではないだろう。

それにしても見事なタイミングだと思う。

久々「引き際の美学」ってやつをみた。

FM802が日曜深夜は休みなので、
NHKを流しているとこんな懐かしい歌が流れてきた。














イルカの「雨の物語」。

「ぼくの部屋のドアに書かれていたはずさ とても悲しい物語だと」

くぅ〜(泣)

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