「運命の人」の最終回を見て涙また涙。
ただただ沈鬱な1話から9話までは、
この10話のためにあったのだと、
完璧に納得できる展開だった。
特に、
沖縄の海に身を投げた主人公を助けた女性が、
ぼくは初めて見る女優さんで、
少女時代に米兵に暴行された過去があるという難しい役を、
素晴らしく演じていた。
涙の9割は彼女の演技によるものだ。
早速調べたら、
美波(みなみ)さんという21歳のモデル兼女優さんだった。
フランス人と日本人のハーフで、
主に舞台で活躍中のよう。
今後要チェックね。
と、
最後まで見て納得したのだが、
「運命の人」の視聴率は最悪だったようだ。
沖縄機密文書漏洩事件という、
実話をもとにした山崎豊子の小説が原作で、
それ自体が暗くて古い題材。
そもそも万人受けする要素はなかったから、
仕方がないのかもしれないけど、
ぼくは今この時期にこのドラマを作った意味は、
とても大きかったと思う。
普天間基地移設問題とか、
原発事故問題とか、
国家権力とマスメディアの関係が、
かつてなく重要になっている。
最近、
朝日と読売が巨人の選手契約に関する、
「機密文書」の漏洩について、
キャンキャンやってるけど、
何が機密だよ。
もっと他に書く事あるだろぉぉぉぉぉぉぉぉ〜
刀折れ矢尽き、
沖縄の海に身を投げた弓成記者が、
自分を取り戻すまでにかかった時間が5年。
どん底にたたき落とされた人間には、
それぐらいの年月が必要なのだと、
リアルに納得した次第。
●プロフィール写真変えました。撮影byぺんぎんさん。
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