2012年3月31日土曜日

人格

プロ野球が開幕した。

契約報道で何かと注目を浴びる巨人は、
先発内海がボカボカに打たれ、
打線もノーヒットノーランを逃れるのがやっとというだらしがなさ。

いかに勝負は水物といえど、
何千万とか何億とかもらっているプロが、
あんな銭の取れない試合をしてはいかん。

朝日のバッシング報道などはね返すぐらい、
圧倒的な力を見せて欲しかった。

今季からセ・リーグも予告先発を導入した。

144試合分の1試合という見方もあるけれど、
開幕投手は各チームともエースをたててくるもんだ。

そんな中、
一風変わってたのが日ハム。

何と「ハンカチ王子」斎藤佑樹をもってきた。

2年目の彼に大役を任せるのは、
「希望枠」みたいなもんで、
いささか重責ではと思ったが、
何となんと1失点完投勝利。

やっぱ持ってるなぁって思ってたら、
勝利インタビューで「今日は『持ってる』じゃな「背負っている」です」
だって。

どこまでも只者ではない。

そして去年もそうだったんだけど、
斎藤が投げる試合は打線がよく点をとる。

きっと彼はチームメートに好かれてるんだね。

こいつのためにいっちょ張り切るか、
みたいなムードがあるもん。

そういうのを人格というのかもしれない。

人格者はチャンスを与えられ、
結果を残すよう周囲が頑張る。

対照的なのが斎藤と同期の巨人・沢村拓一。

斎藤とは比較にならないズバ抜けた実力をもちながら、
味方がちっとも点を取ってくれず勝てなかった試合が、
昨年は何度もあった。

土曜日はその沢村が投げる。

彼は人格者になっただろうか?

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...