2012年3月1日木曜日

実体

わけあって「ゼーガペイン」というアニメを、
バンダイチャンネルで鑑賞。

全26話。

最近のアニメって、
こんな風になってんのかって、
ほとんど浦島太郎状態だ。

極めてざっくり、
ぼくら世代の言葉で表現すれば、
エヴァンゲリヲンとマトリックスを融合させて、
さらに進化させたような感じ。

わかるかなぁ?

ぼくらが宇宙戦艦ヤマトに熱中したように、
こういうアニメを見て育ったイマドキの子どもは、
どういう人生観を抱くのだろうか?

ごく一例、
人間という存在そのものをデータ化して、
量子コンピューターに保存するって、
意味わかります?

もっと広げて、
町そのものをデータ化してサーバーに保存して、
しかもそのサーバーの中のデータとしての人間には、
ちゃんと心があって夢まで見るってこと、
わかります?

一見マトリックスに似ているようだけど、
あの映画には一応、
仮想世界を生きる人間に対応する、
実体の人間が存在したけれど、
ゼーガペインでは、
そのリアルの人間はすでに存在せず、
データだけがある。

イマドキの感覚というか、
科学技術の発達にかんがみると、
そういうこともあり得るのかとも思うけど、
やっぱり最後は人間の精神とは一体何ものか、
という非常に難しい問題に行きあたる。

ぼくの心が他人にわからないのは当たり前だけど、
当のぼくにだってぼくの心は本当のところわからない。

とりあえずぼくは、
ぼくの体が発するメッセージを言語化したものが、
いわゆる「ぼく」なのだと理解しているけど。

話は飛びますが、、、

今日、
一体なんのためにこんなブログを書いているのかと、
いい質問を受けた。

最初は「瓶詰めの手紙」の感覚で始めた。

それは、
ぼくという存在を再生するために、
必要な作業だった。

誰かというあてはないけれど、
いつか誰かに読んでほしいと願いながら。

だから、
読まれることを前提としていない日記ではない。

つぶやきよりはでかい、
一日最後の、
ため息混じりの愚痴ぐらい(笑)。

ぼくが歌を続けていく過程で出会った人で、
ぼくという存在に関心を抱いてくれた人が、
少しでもぼくを理解する参考にしてもらえればという願いはある。

だから、
ぼくという実体を知らない人にとっても面白い読み物には、
全くなっていない。

でも、
リアルなぼくを知っている人にとっては、
「へぇ~訳わかんないこと考えてんな」ぐらいの、
面白みはあるのではないかと思っている。

基本、
匿名性を貫いているけど、
わかる人にはわかるぐらいには、
具体性を持たせている。

時間とともに主張が一貫してないとか、
支離滅裂な日も多々あるけれど、
そういうことも含めて、
文責はすべてぼくにある。

●しっかり「ワンピース」に「ゼーガ」に、最近漫画&アニメ漬けだな(笑)。ちなみにワンピースは現在24巻ね。先は長いな~

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