2012年6月30日土曜日

脅迫

深夜帰宅すると、
関西電力から脅迫状が届いていた。

「計画停電のお知らせ」と題されているが、
ぼくにとっては脅迫状としか思えない。

大飯原発の再稼働が決まった直後の、
このタイミング。

さらなる再稼働への布石のつもりだろう。

もう、
彼らがやることは、
一から十まで腹が立つ。

厚顔無恥で慇懃無礼。

福島原発事故から1年3か月余り。

彼らは原発再稼働以外、
計画停電などならないように、
一体どんな努力をしてきたのか。

いや、
裏を返せば、
もし再稼働が間に合わなくても、
実際は計画停電などという事態にはならぬことを、
彼らが一番よく知っているのかもしれない。

必要な電力は供給できる。

でも原発以外だとコストがかかる、
つまり儲からない。

ただそれだけなのであろう。

ただやっかいなのは、
結局発電施設を握っているのは彼らなので、
胸先三寸でキュッと電気の元栓を締めたら、
停電を回避できないということだ。

本当に人質の首をぐいっとつかんでいる、
悪党の姿が見えてくる。

●ユーロはドイツ負けちゃいましたね。予想大はずれ。でも、だからこそスポーツは面白い●ということで、今から寝ますから、土曜日は昼頃に元町に行く事にしますね。よろしく。

2012年6月29日金曜日

背中

あ〜思い出せない。

出勤途中、
そば屋の店員さん風の若い男のTシャツの背中に書かれていた四字熟語。

えっ、
と思って写真を撮ろうかと思ったのだが、
これぐらい覚えておけるわい、
と高をくくったのが間違い。

仕事している間に完全に忘れた。

というか、
会社に行ったらメモろうと思いつつ、
会社に入った途端に、
メモする事すら忘れていた。

器用貧乏、
とか、
瀕死状態、
とか、
なんか情けない感じだったんだけど、
こうして書きながら思い出すかと思ったけど、
やっぱり思い出せない。

自分を信じた自分がバカでした、、、

あ、
それで別のことを思い出した。

何でメモを忘れたか。

会社に行ったらやけに暗くて、
それは節電のために蛍光灯を間引いているのだと知って、
一気に関心がそっちに向かったからだった。

頼むよぉ会社。

●昨夜はブログを書いた後、予定通りユーロを観戦したのだが、結局PKまで行っちゃって、終わったのは朝の6時を回ってた、、、

2012年6月28日木曜日

予想

先日、
映画版「ホタルノヒカリ」を観てきたんだけど、
かなり笑えた。

もちろんいい意味で。

綾瀬はるかと藤木直人の掛け合いが、
テレビと同様抜群で、
本当に声を出して笑った。

それにしても綾瀬はるかというのは、
実に面白い女優だ。

今年のNHK大河「清盛」は散々な目にあっているけど、
彼女が主演する来年の「八重の桜」は絶対大ヒットすると予想してます。

そんなところで、
本日はちょっとソワソワしてきた。

間もなくユーロ準決勝、
ポルトガル対スペイン。

やっぱり見ないわけにいかないでしょ。

未明までのサッカー観戦も、
今日と明日、
そして日曜日の決勝を残すのみ。

大胆にド素人の優勝予想をするなら、
やっぱりドイツかなぁ?

W杯もそうなんだけど、
ドイツって、
国として強い。

組織力というか、
いろんな国でプレーする選手が、
国の代表になると、
きっちり「ドイツ色」に染まるっていう感じ。

どの控え選手が出てきても、
遜色なく凄いというか。

予想とは別に、
今回の台風の目になっているのはイタリア。

中でもピルロというMFに大注目。

今大会、
ロナウドの次に目立ってるね。

じゃ、
本日はこれまで〜。

2012年6月27日水曜日

開店

会社の近くにちょっと大きなスーパーが出来たので、
買い出しによってみたんだけど、
イマドキ「セルフレジ」ってあるんだねぇ。

レジのお姉さんみたいに、
自分で品物のバーコードをピピピってして、
清算も自動。

いやぁ進化してるんだねぇ、、、

子どもは大喜びしそうだ。

え、
当たり前?

すいませんねぇ、
ここ何年もスーパーには行ってなかったもんで。

しかし、
レンジや製氷機どころか、
ドライアイスマシーンまであって、
なかなか面白かった。

それにしても、
こんな場所にスーパーなんて作って、
流行るんかいなと思っていたが、
開店当日の今日はものすごい人。

しかも、
お気に入りの水も、
プリンも、
コンビニよりはるかに安い。

せっかく顔なじみになったコンビニだが、
ちょっと足が遠のくかも、、、

だって本当に会社の目の前なんだもの。

会員カードも作って、
イマドキのスーパーをしばらく楽しもう。

●元町には土曜日に行くことにします。あしからず。。。




2012年6月26日火曜日

色彩

ゴッホの絵の色彩や描き方の強烈さは、
だれもが認めるところだと思うけど、
彼は色覚異常だったのでは、
という仮説を立てて、
もし彼の目が普通だったらと補正してみた絵があって、
それは驚くほど普通な絵で驚いたことがある。

普通といっても、
もちろん構図やタッチはそのままなので、
強烈なことに変わりはないけれど、
その実験は、
ゴッホの色覚異常を納得させるのに十分なように、
素人目には思えた。

人間の目には色の三原色を感じ取るセンサーがあるのだけれど、
まれに四原色を認識できる目を持った人がいるのだとか。

普通の目なら100万色しか識別できないけれど、
この特殊な目を持つ人なら、
なんと1億色以上を見分けられるのだという。

これって進化かもしれないね。

でもたとえその特殊な目を持つ人が、
そのスペックをフルに生かして描いても、
ぼくらにはそれを認識できない。

古いテレビでハイビジョンを見ているようなものなのだ。

そういえば、
サクラクレパスが700色のクレヨンを限定発売するんだって。

お値段52万円。

どういう人が買うのかしらん(笑)

2012年6月25日月曜日

対策

ロンドン五輪で3大会連続「金」を狙う、
レスリングの吉田沙保里が、
NHK「アスリートの魂」で取り上げられていた。

彼女、
北京の直前に負けてから、
ずっと勝ってたのに、
この前また五輪直前に負けて、
そのあたりどうなってんのかなぁって、
気になってたから見たけど、
すんごい興味深かった。

高速タックルで世界を席巻してきたけど、
ついに世界が有効な対策を編み出してきたんだそうな。

それは、、、

徹底的に攻めない。

はぁって感じだけど、
これが実に有効だったんだそうである。

彼女のタックルは、
ボクシングでいうノーモーション、
つまり予備動作がないのが特徴なのだけれど、
それでも相手が攻めにくる、
一瞬のスキがあるからこそ決まるのであって、
とにかく守られると困っちゃうらしい。

バルセロナだってスペインだって、
相手がガチガチに守りに入ると、
得点するのが難しいのと似ている。

んで、
その対策ということで、
吉田選手は組んで戦うことも取り入れようとするんだけど、
これがなかなか上手く行かない。

何せタックル一本で女王に君臨し続けてきたのだ。

急に攻め方を増やせといわれて、
はいそうですかと出来るわけもない。

ついには肝心のタックルまでキレを欠くこととなり、
先に書いた敗戦に至るのである。

組む戦いをしつつ、
最後はやっぱりタックルでっていう感じに、
本番ではしたいのだろうけれど、
間に合いますかどうか?




2012年6月24日日曜日

老化

不妊の原因の約半分は「卵子の老化」によるものだと、
NHKが大宣伝していて不愉快になった。

全国の不妊治療の専門家へのアンケート結果だというが、
そういう原因があるから不妊治療を受けにくるわけで、
いわば当たり前のことではないか。

逆をかえせば年齢がいくつでも、
卵子が老化していない人は不妊治療を受けない。

大体「老化」という言い方が不適切だと思う。

そういう言い方をするならば、
筋力とか柔軟性とか、
加齢にともなう生体機能の衰えはすべて「老化」だし。
男性だって高齢になれば精子も老化するだろう。

不愉快だと書いたのは、
こういう言い方がまかりとおることで、
高齢出産の子どもがいわれなき偏見を受けるような、
そんな気がしたからである。

体力のあるなしと同様、
こういうのは個人差が激しくて、
若くても体力のない人もいれば、
高齢でも体力ばりばりの人もいる。

そのへんのことをすっ飛ばして、
「卵子の老化」という言葉だけが、
一人歩きするのが嫌なのである。

それに、
初診患者の平均年齢が35歳以上と答えた割合が、
10年前の20%から77%に上がったとも報じているが、
それは不妊治療を受ける人が増えたということと、
ほとんど同じ意味だと思う。

つまりぼくがいいたいのは、
不妊治療が進歩して、
従来なら諦めていた人たちが多く受診するようになった。

その結果の当たり前の数字を、
ことさらに「卵子の老化」などと言っているに過ぎないということだ。

NHKは「子どもは若いうちに産め」みたいな、
社会的風潮を作り出したいのだろうか?

何らかの勢力による少子化対策と考えるのは、
歪んだ見方だろうか?


2012年6月23日土曜日

一撃

前週の週刊文春に、
小沢一郎に関する驚愕のスクープが掲載された。

和子夫人が地元岩手の支持者らに送ったという手紙だ。

WEB版から転載する。


民主党の小沢一郎元代表(70)の和子夫人(67)が、昨年11月に地元・岩手県の複数の支援者に、「離婚しました」という内容を綴った手紙を送っていたことがわかった。


 便箋11枚にも及ぶ長い手紙の中で、和子夫人は、昨年3月の東日本大震災後の小沢元代表の言動について触れ、「このような未曾有の大災害にあって本来、政治家が真っ先に立ち上がらなければならない筈ですが、実は小沢は放射能が怖くて秘書と一緒に逃げだしました。岩手で長年お世話になった方々が一番苦しい時に見捨てて逃げだした小沢を見て、岩手や日本の為になる人間ではないとわかり離婚いたしました」と書いている。


 手紙では、小沢元代表の愛人や隠し子の存在についても触れている。8年前に隠し子の存在がわかったとき、小沢元代表は和子夫人に謝るどころか、「いつでも離婚してやる」と言い放ち、和子夫人は一時は自殺まで考えたとも記している。


 そして、このように綴っている。


「それでも離婚しなかったのは、小沢が政治家としていざという時には、郷里と日本の為に役立つかもしれないのに、私が水を差すようなことをしていいのかという思いがあり、私自身が我慢すればと、ずっと耐えてきました。


 ところが3月11日、大震災の後、小沢の行動を見て岩手、国の為になるどころか害になることがはっきりわかりました」


「国民の生命を守る筈の国会議員が国民を見捨てて放射能怖さに逃げるというのです。何十年もお世話になっている地元を見捨てて逃げるというのです」


 こうした大震災後の小沢元代表の言動がきっかけとなり、和子夫人は昨年7月に家を出て別居を始めたという。その後も現在まで別居は続いているが、小沢事務所は「離婚の事実はない」としている。


 和子夫人はこうも綴っている。


「かつてない国難の中で放射能が怖いと逃げたあげく、お世話になった方々のご不幸を悼む気も、郷土の復興を手助けする気もなく自分の保身の為に国政を動かそうとするこんな男を国政に送る手伝いをしてきたことを深く恥じています」


 現在、消費税増税法案の採決をめぐって、小沢元代表は造反をちらつかせて野田政権を揺さぶっているが、和子夫人の手紙はそうした政治情勢にも大きな影響を与えそうだ。


このスクープを読んで、
「ハチの一刺し」と思った人は、
それなりの年代と察する。

まるで漫画のようなこの暴露には、
正直驚いた。

テレビや新聞では、
依然彼が政局のキーマンであるかのごとき扱いをしているけど、
もう勝負は終わったと思う。

長年の政争や裁判でも倒れなかった、
タフな政治家が、
婦人の渾身の一撃で沈んだという印象だ。

あとは財務省やアメリカのパシリ首相が、
自民党と結託して思い通りのシナリオで、
増税路線を突っ走るだろう。



2012年6月22日金曜日

日記

いやぁ、
日記に一億円の値段ですよ。

アインシュタインとか、
ピカソとか、
ジョン・レノンとかのじゃなく、
ただの一般女性の。

思わず、
「史上最高額」と「日記」で検索したけど、
よくわからなかった。

原辰徳・巨人監督の騒動について、
ぼくが見聞きした反応は大きく二つ。

あの若大将が不倫なんて幻滅した。

一億円を二日で集めたなんてスゲーって驚く。

あなたはどちらですか?

もちろんぼくは後者です。

巨人の四番を打ってたころの原なら、
不倫の一つや二つ、
いや一つぐらいあっても、
ちっとも不思議じゃない。

ぼく的には。

そして冒頭の疑問に戻る。

いくら不倫の証拠だとしても、
一億円なんて、、、

払う方もいかがなもんだが、
ふっかけた方も相当なワルだ。

要求したのが暴力団関係者か否かで、
見解が分かれているようだけど、
その途方もない要求額からして、
堅気の仕業ではないことぐらい、
だれにでもわかる。

そして、
本人がいくら否定しようが、
ネタ元がだれかも、
サルでもわかる。

そう思いませんか?




2012年6月21日木曜日

憶測

スポーツ観戦すると、
色んな事を考えさせられる。

ボクシング井岡対八重樫の、
日本人同士王座統一戦。

天才と苦労人という図式の注目の一戦は、
12ラウンドの壮絶なパンチの応酬を井岡が判定で制した。

でも素人目には「壮絶な打ち合い」というよりは、
八重樫が一方的に打たれていたように見えた。

結局八重樫が、
サラブレッド井岡の引き立て役になっちゃった感がある。

そういう星の下、
好きな言い方ではないけれど、
「24」になぞらえれば、
結局バウワーは生き残るみたいな。

なでしこの国際強化試合、
スウェーデン戦はさっき終わって、
1ー0でなでしこが勝った。

やっぱり沢はすごいなぁ。

きっと彼女にはグラウンドにいて、
見える景色が他の選手と違うんじゃないかな?

ぼくがチラチラ見ている間だけで、
守備に攻撃に、
ここって場面ではだいたい彼女が絡んでいた。

グラウンドにいながら、
グラウンドを上から見下ろしているみたいな、
神目線。

きっと彼女こそが、
サッカーの神様なんだな。

そういう「特殊能力」が、
めまい症の原因なのでは?
なんて勝手に憶測してしまった。

最後になったけど、
ユーロのウクライナ対イングランド。

ウクライナの明らかなゴールを、
審判が誤審して点にならず、
結局負け。

印象的だったのは、
この試合はウクライナで行われていて、
よって会場は完全なホームなのに、
この決定的誤審に観客はあんまり怒らなかったこと。

だいたいサッカーファンというのは熱い。

カメラが観客席をたまに写すんだけど、
自分が写っているとわかると、
そいつらは決まって大騒ぎする。

そこですぐにカメラを切り替えられるんだけど。

ところがウクライナの人らは、
写されても無反応な人が多かった。

紳士というか、
おとなしいというか、
シャイというか、
他国の応援団に比べかなり異質に見えた。

ウクライナといえば、
そう、
チェルノブイリ原発のある国です。

あの事故から脱原発を目指し、
4年後には12基あった原発が全停止した。

ところが今や、
結局今では電力の半分を原子力で占めているそうだ。

ウクライナと日本。

国民性がどこか似ているのか?

そんなことを、
サッカー見ながら憶測するなんて、
われながら変(笑)。

2012年6月20日水曜日

超人

今日一番驚いたこと。

AKB48の「フライングゲット」って、
何かの正規発売日前に手に入れることを意味する、
俗語なんだってこと。

レコ大を穫った曲で、
ここでも彼女らを何かと話題にしながら、
今日の今日まで、
漠然と「飛んで手に入れる」か何か、
んな感じの意味だと思っていました。

すいません。

誰に謝っているのかよくわからんが。

そうそう、
24の第2シーズンを見終わった。

いやぁパーマー大統領はいいね。

偽の情報を元に、
戦争を始めようとする勢力に、
彼は敢然と立ち向かう。

視聴者という「神」の視点から見れば、
彼は常に正しい。

しかし考えてもみよう。

自分の周囲全部が、
信頼していた人も含めて全部が、
自分の行動に対して反対した時、
普通なら流されると思う。

相当な精神力があったって、
周り全員に反対されて、
尚かつ自分の意見を曲げないというのは、
確かにパーマーの言うように「超人的」だろう。

超人的といえばカッコいいけど、
こういう時、
反対している周囲からすれば、
やっぱり単なる迷惑な人になるんだろうな。

バウワーもしかり。

結果的に彼らの行動は正しく、
多くの人命を救うことになるのだけれど、
いろいろと邪魔をする人の気持ちも、
あながちわからないわけではない。

パーマーにしても、
バウワーという、
懐刀みたいな男がいるからこそ、
反対を押し切れるわけで、、、

しかしなぁ、
このドラマみていると、
人間不信に陥る。

周囲のだれもが信じられなくなったら、
パーマーやバウワーのような超人はともかく、
普通なら周囲をイエスマンで固めたくなるだろうなぁ。

んなことを考えながら、
実生活のことに当てはめると、
何となく合点がいく気がしてくるよ。

超人なんて、
そうそういるもんじゃないしね。




2012年6月19日火曜日

料理

母が夕食に新作を出してきた。

といってもハンバーグなんだけど。

本人は思ったようにいかなかったようで、
「どんどん料理が下手になっていく」と、
しょげておりましたが、
その時にぼくは言った。

ゴルフの番組を見て、
こうして構えてこう打ってって、
プロの説明通りにやって、
すぐに上手く打てると思う?

料理だって同じだって。

言われた通り作ったっていうけど、
火加減とか、
材料を入れるタイミングとか、
そんなのが数秒、
数グラムでも違ったら、
結果は全然違うと思う。

だから落ち込む必要はない。

理屈っぽいけど、
言いながら「いいこと言っている」と思った。

料理だってスポーツや芸術と、
何ら変わらない。

プロが言う通りにやって、
プロと同じように出来たら、
プロの意味がない。

プロがプロであるのは、
文章や映像で示せるモノ以外のところにあるのだ。

まぁ強いて言えば、
素人でも再現しやすい料理と、
そうでない料理はあると思う。

そういう意味で、
たかが料理番組でも、
題材選びは慎重に願いたい。

専業主婦歴半世紀の母が、
落ち込まない程度のやつで、
ひとつお願いします。

●クローズアップ現代に、細野豪志大臣が出てた。原発の再稼働に必死な政治家である。40歳。財務省と原子力ムラとアメリカのパシリ総理のパシリってとこか。的を得た質問に対し、大まじめな表情で完全に的外れな答えをする、典型的な政治家。とりあえず誠心誠意な態度を見せておけば、発言内容など関係ないと言わんばかりの、空虚な受け答えが恐い。

2012年6月18日月曜日

成長

「ONE PEACE」一気読みも、
やっと60巻を超えた。

現実の進行にもうちょとで追いつく。

とりあえずここまでのざっとした感想を書いてみよう。

この漫画はすでに連載15年になるのだが、
開始当初に作者が今のような展開を予想していた、
ということはまずあり得まい。

最初は一粒の種のようだったお話が、
15年という時間を経て、
大木に育ったという感じがする。

はっきり言って、
最初の方はそんなに面白くない。

少年ルフィが海賊王になると宣言し、
旅先で仲間を増やしていくという、
まぁ単純な筋立てだ。

絵もそんなに上手いとは思えないし、
たぶんこのころは作者も編集者も、
こんな大木に育つとは感じていなかったのではないか。

それが俄然面白くなるのが、
世界政府に捕われた兄のエースを助け出すというあたりから。

それまで試行錯誤してきた様々な手法が、
一気に融合して爆発的に展開する。

登場人物もぐんと増えて、
台詞は細かく、
絵も緻密になって、
最初のころは寝る前の15分ほどで読めたのに、
今では数日に分けないと終わらない。

そうやて物語が厚みを持つ一方、
読者を迷子にさせないような工夫に、
かなり知恵を絞っているのが感じられる。

一番特異に思うのは、
このエースというのが、
かなり始めの頃に一度出てくるんだけど、
ずっとほっとかれていたキャラだった点。

かなり唐突に救出話になって、
それまでの仲間は全部抜きで大展開して、
とある決着をみて、
それからエースとルフィの過去が語られる。

そういう「あとから説明」的な手法は、
ほかの場面でもいくつかあったけど、
このエースの部分は一番典型的。

普通は逆でしょ。

たっぷりな伏線があって、
それから盛り上がりがやってくる。

それはつまり、
あまり先のことを考えずに書いているということではないか?

とりあえず描いちゃって、
必死で後始末するような感じ。

でもその感じがこの作品の、
ちょっとハチャメチャな魅力と一体になっている。

この漫画は、
有名漫画家が始めた大作ではなくて、
若手作家が15年間、
試行錯誤を続けた成長の書だなと感じる次第。







2012年6月17日日曜日

随分

プロ野球交流戦は巨人が初優勝。

過去7年はいずれもパリーグのチームが制しており、
セリーグのチームとしても初優勝となった。

その一戦、
対楽天戦をテレビ観戦したんだけど、
巨人は3回までに9点を挙げ、
完全に一方的な展開。

巨人ファンとしては、
左うちわで優勝の時を待つだけで、
良かったっちゃあ良かったんだけど、
目に留まったのは楽天ファン。

雨が降る中、
逆転の望みもなく、
それでも一生懸命応援する姿は、
何だか胸を打つものがあった。

ファンってありがたいな。

ぼくごとき歌手にも、
そのようなファンが若干名いてくれる。

その一人の話しによると、
ぼくって左右の見た目が随分と異なるらしい。

その人はぼくの左側の方がいいという。

って、
こればっかりはあくまで主観ですから、
何の責任も持てないし、
ぼくがそう思っているわけでもない。

たまたま先日のライブで撮ったビデオは、
ぼくの左手にカメラを置いてたので、
映像は、
その人の言う左側を写していて、
それを見たその人は、
ライブで見た印象と全然違うという。

本当かなぁ?

鏡をまじまじ見ながら、
考え込んでしまうぼくであった。。。

2012年6月16日土曜日

観察

久々に芦屋「レフト・アローン」に行きました。

TOKUのライブ鑑賞です。

え、
5月に行ったじゃん?

そうそう、
六本木まで行きましたよ。

でも今回は特別なんですよ。

それはね、
彼の最新アルバムは、
スティービーワンダーのカバーなんだけど、
これがぼくはとってもお気に入りで、
今回のツアーは、
そのアルバムの録音メンバーによるライブなのだ。


メンバーは、
TOKU(vo,flgh) 
宮本貴奈(p,key)
Kevin Smith(b)
Terreon Gully(dr)
吉田サトシ(g)
Chanda Leigh McKnight(vo)

いやいやゴージャスでした。

特にドラマーの人、
超人的リズム感。

見た目は、
町ですれ違ったら、
絶対避ける感じだったけど(笑)

そんな凄いプロのライブだったのだけど、
出だしは音響やらメンバーの息やら、
色んな意味でズレがあるんだな。

でも、
プロって、
そのズレをあっという間に修正していくんだよ。

とっても参考になりました。

あとね、
持って行ったのが双眼鏡。

ライブハウスに必要ないかとお思いでしょうが、
ところがどっこい。

メンバーの細かい表情とか、
身体の使い方とか、
あと、
誰かがソロの時の、
それ以外の人とか、
テレビなんかでは微妙にわからない部分をじっくり観察できた。

そうやって、
プレーしながら互いに確認して、
精度を上げて行く感じが、
なんだかサッカーに似てる気が、、、

それと、
このお店、
料理は中華なんだけど、
焼き飯がめっちゃ美味しかった。

●今日言い忘れたんだけど、新しいメガネ素敵でしたよん。



2012年6月15日金曜日

鍛錬

連日熱戦続きのユーロ2012。

前にも書いた記憶があるけれど、
サッカーのものすごいプレーって、
100メートル競走しながら、
詰め将棋を解いているような印象がある。

「一瞬のひらめき」などとよく形容するけれど、
それは子どものころから数えきれないぐらい試合して養った、
経験に裏打ちされた創造行為で、
だれもが思いつかないような美しい手順が、
パッと浮かんで、
しかも往々にして、
そのイメージはチームメートと共有されていて、
その連携によって完成する。

やっぱり芸術。

さて。

そういう芸術的話しとは全く関係なく、
本日の話題は運動不足解消について。

いやぁ本当に自分でもあきれるぐらい、
運動というものをしないのだが、
先日、
道具もいらず、
一日3分ほどでできる下半身強化法というのを、
ネットで知った。

方法は簡単。

立ってその場で足踏みするだけ。

左右で計300回。

へぇ〜簡単そう。

ただし、
一つだけ条件がある。

足踏みする時、
太ももを90度上げる事。

北朝鮮軍の行進みたい(笑)

やってみればわかるけど、
最初からこれで300回は相当キツい。

千里の道も一歩から。

とりあえず100回から増やします。

●金曜日、元町に参ります。よろしくね。

2012年6月14日木曜日

結末

遅まきながらハマっている「24」。

ただいまシーズン2の途中なのだけど、
これを見ていると、
人間って、
言わなきゃいけないことを言わず、
言わなくていいことを言い、
聞かなきゃいけないことを聞かず、
聞かなくていいことを聞くもんだなぁって、
つくづく思う。

そんなチグハグがドラマの原動力ではあるのだけれど、
あまりそればかり続くので、
見ていてイライラすることもある。

ま、
そうやって術中にハマっているのだが。

しかし考えてみればぼくがイライラするのは、
ぼくが視聴者という「神」の立場にいるからで、
ドラマの中の当事者には、
それが「どうすべき」なのか、
わからないんだから仕方がない。

神目線から見れば、
現実の方がドラマよりもっと、
イラつく展開かもしれない。

自分自身に当てはめてみても、
人生のほとんどのことは、
どうすべきか分からず、
それでも何かしら決断して物事を進めているではないか。

それと少し関連するけれど、
現実の人間ドラマについて、
どうしても結末が知りたくなって過日メールをした。

これだって、
いろんな結末が考えられるので、
そっと知らないままの方がいいのかもしれないと、
何度も躊躇した。

さっき、
返事のメールが届き、
ハッピーエンドだったことを知った。

実に嬉しくなったのだけれど、
でもこれはたまたま。

自分の決断が「べき」なのかどうかは、
誰にもわからないし、
死んだってわからない。

人生って、
んなもんだね。







2012年6月13日水曜日

敵地

同点で迎えた後半ロスタイム、
ザックJがフリーキックのチャンスを得た。

キッカーは本田か遠藤か。

まさに蹴ろうとする直前、
主審が「ピ、ピ、ピー」。

時間切れ試合終了。

え?

こんなんあり?

通に言わせると「あり」なんだそうである。

すべては主審の裁量の範囲内。

仕方ないのだそうだ。

そう言われても素人は納得できないな。

それもこれもアウェーだからだそうだ。

仮にこの試合が日本で行われていたなら、
間違いなく主審はフリーキックを蹴らせていたんだと。

それはさておき、
オーストラリアのグランド、
めっちゃ荒れてたなぁ。

敵味方同じコンディションでやるのだから、
不公平はないとはいうものの、
やっぱり日本には不利だった。

アウェーの厳しさは、
冒頭に書いたように、
主審がどうしても開催国寄りになること、
敵のサポーターが圧倒的に多いことのほかに、
グラウンドコンディションも大きいと再認識。

例えれば、
今日の試合、
スポーツカーでオフロードレースに出場したようなもの。

スピードとテクニックが売りの日本にしてみれば、
あんな荒れたグラウンドでは、
本来のよさが十分に発揮できない。

球は走らず、
どうしてもラフプレーが多くなる。

体格に勝り、
ロングボール一発で攻めるオーストラリアに、
必然的に有利なのである。

それでも勝つのが強いチーム、
と言ってしまえばそれまでなのだけど。

W杯アジア最終予選、
序盤3戦で勝ち点7は上出来。

そういうことで納得するしかないんだそうである。

素人には何とも不完全燃焼な一戦であった。




2012年6月12日火曜日

暴言

心斎橋の通り魔事件は言語道断。

「死刑になりたい」ってあんまりだ。

第一、
もうその動機、
手あかまみれで、
よけいに被害者が浮かばれない。

こんな短絡的な男、
本気で死にたいのかどうか、
疑わしく思える。

ただ。

こうやってぼくは好き勝手言っておいて何だが、
松井大阪府知事が記者会見で、
「自分で死ねよ」と言うのは、
別な意味で短絡的というか、
行政の長の発言として乱暴だ。

本音と建前のスレスレを通すような発言は、
彼の盟友橋下大阪市長にも通じていて、
いかにも「維新」だといえよう。

一見「そうだそうだ」と受けそうだが、
こういう発想は危険きわまりない。

つまり彼は自分たち行政は何の落ち度もない、
という前提に立っている。

出所間がない容疑者が、
なぜこのような凶悪犯罪をいとも簡単に起こしたのか。

そこに対する行政サイドからの反省が、
微塵も感じられない。

そこが、
ぼくのような一市民と、
権力者たる知事の立場の違いである。

自分らは絶対に正しく、
それに従わない者はバッサリ切り捨てる。

君が代斉唱しかり、
入れ墨問題しかり、
助役の喫煙問題しかり。

どじょうの慇懃無礼、
厚顔無恥な発言も嫌いだけど、
維新的マッチョ発言も、
かなりいかがなもんか的に見ている。






2012年6月11日月曜日

加入

サッカーのユーロ2012をテレビ観戦。

スペイン対イタリア。

いやぁ面白かった。

サッカーが芸術だというのは、
卓越した技やスピードを言うのではなく、
だれもが思いもつかないプレー、
瞬間的に繰り出される再現不能な創造なのだと思う。

ほかのスポーツは、
芸術的プレーとか、
劇的試合展開とかは言うけれど、
ズバリ「芸術」だとはあまり言わない。

ぼくが考える真の芸術とは、
人間の限界を超える行為だ。

スポーツでも世界新記録のプレーは、
どれも芸術だと思う。

サッカーでも芸術だと思うのは、
すべてのプレーではない。

単に上手いとか速いとかいうことではなくて、
超一流の選手でも対応不可能な動き、
人間の対応限界を超える動きを見た時だ。

もちろんサッカー以外のスポーツでも、
そういう瞬間はあるのだろうが(たとえばボクシング)、
サッカーは特にそう感じさせられる場面が多い。

メッシしかりロナウドしかり。

今日の試合でも、
イニエスタのプレーや、
スペインの得点は芸術だと思った。

ということで、
ついに芸術の魅力に負けて、
WOWOWに加入しました。

テニスもあるし、、、

見る時間あるのかな?

ちょっと不安だけど、、、





2012年6月10日日曜日

転嫁

先日被災地のドキュメントを見ていたら、
いまだに水道が復旧してない場所があるそうだ。

この国は本当に先進国なんでしょうか?

大飯原発再稼働を認める理由として、
どじょうが「国民生活」って言ったことが、
いまだにムカつく。

あのでかい顔、
バリトン声、
見たり聞いたりするだけで嫌だ。

財務省と原子力ムラのパシリと化した、
これほど醜い政治家は、
たぶん過去にいない。

「国民生活のため」

この言い草、
まるで過保護なママが、
子どもがしたいことをさせない時に言う、
「あなためを思って」っていうのに近い、
虫唾が走る感がある。

こんな親は、
子どものためを思っているのではなく、
十中八九「自分のため」に言っている。

なのに再稼働の責任を国民に転嫁するんじゃねぇ。

みんな節電で一致団結して乗り切ろうって、
そう思ってんのに。

頑張る気がないのは、
どじょうや原子力ムラの人たちだけなのに。

ドイツではこの一年で太陽光発電量がほぼ2倍に増えて、
送電力の三分の一をまかなえるまでになったそうだ。

どじょうらが悪巧みしている間に、
かの国の人たちは着実に理想を実現しようとしている、、、





2012年6月9日土曜日

見事

「ドーハの悲劇」をテレビ観戦し、
「ジョホールバルの歓喜」を経て、
W杯出場がどれほど困難か身にしみている世代には、
確かに「衝撃」といっていいだろう。

W杯アジア最終予選ヨルダン戦は、
ザックJが6対0で勝利した。

オマーン戦に続き連勝、
合計9得点には参った。

勝って兜のなんとやら、
ではあるけれど、
はっきりいって今のザックJは、
アジアでは頭一つ抜けたんだなと思う。

ドーハ世代の人なら、
昔、
資生堂の男性用化粧品に、
「タクティクス」というブランドがあったのを、
覚えているだろう。

タクティクス=戦略。

今の彼らには、
ザッケローニ監督の緻密な戦略と、
それを実行できる能力が備わっている。

香川や長友や内川ら、
ヨーロッパで活躍する面々が一堂に会しているんだから、
当然っちゃあ当然かもしれないけれど、
それでも日本代表チームの中心に君臨するのは、
紛れもなく本田だ。

オマーン戦の初得点、
そしてヨルダン戦のハットトリック、
大一番で見せる存在感は圧倒的だ。

決定力不足を嘆いていたのは、
つい数年前だったと思うけど、
この劇的進化は一体何なんだろうって思う。

来年どころか、
再来年の2014年の話しだけれど、
本大会出場はおろか、
ベスト4入りも夢ではないかもと思わせるに十分な、
2戦だった。

12日のオーストラリア戦は、
アウェーということもあり、
難しい戦いになるだろうが、
もしそこも危なげなく突破するようだと、
こりゃ本当に兜の緒を締めないと、
日本中浮かれちまうかも。

と、
喜びで締めくくりたいところだが、
そうもいかない。

どじょうが言いました。

「大飯原発の再稼働の判断の基軸は、国民生活を守る。これが唯一絶対の基軸である」


だから再稼働させたいんだそうだ。


こういう絶対矛盾している言葉を、
でかい面で臆面もなく言える人間がいるんだなぁ。


ある意味これこそ政治家だと、
妙な具合に感心したわ。


そうそう、
これもお見事。





2012年6月8日金曜日

自衛

ここんところ最高気温が28度の日が続いている。

夏は近い。

ということでAmazonで1980円のサーキュレーターを購入。

今日届いて早速動かしてみたら、
風の強さやモノとしての出来が意外にしっかりしていたので、
会社用にもう一台注文してしまった。

昨夏、
職場のあちらこちらの室温を測定して、
場所によって2度の差があると報告したのに、
会社は何にもしてくれなかった。

よって自衛である。

会社はエアコンの設定温度を上げて、
節電したつもりだろうが、
こうして非会社的行為によって、
結局たいした効果は上がらないのではないかと思う。

ところで過日、
「ひげの殿下」こと寛仁親王が亡くなった。

なんとこの人、
若い頃ラジオのDJをしていたそうな。

思うに戦後の一時期、
皇族は本当に国民に開かれていたと思う。

少なくとも今よりは。

秋篠宮文仁親王のオールナイトニッポンなんて、
口にするのもはばかられる感じしない?

全くの私見だけど、
皇族のみなさんってさ、
日本が誇る由緒ある家系ってことで、
京都に戻っていただいて、
ひっそり高貴に暮らしていただくのが一番だと思う。

さすれば週刊誌ごときにあれこれ書かれることもなく、
世継ぎ問題で世間を騒がせることもなく、
ガンになれば治療に専念でき、
風雅な毎日を過ごせるのに。

みんな色んな事期待しすぎるんだよ。

そういえば、
京都では今でも天皇は東京に行っているだけ、
なんて言うって聞いたけど本当かな?

でもまぁ本当にそういうことなのよ。

そっと京都に。

その方が奥ゆかしい。

2012年6月7日木曜日

選挙

前田敦子にしか興味がないとはいえ、
一応見ましたAKB総選挙。

大島優子ってよく見ると、
顔の造作が高橋みなみに似てない?

それはともかく、
彼女ってカワイイけれど、
別にAKBでなくたって、
モー娘。でも成り立つというか、
そんな感じありません?

そこんところが前田敦子と決定的に違う。

前田敦子はたぶん、
AKBっていう企画がなければ、
芸能界にすら入っていなかったような気がする。

AKBシステムが宝塚みたいに、
今後も次々スターを生み出していくのか、
はたまた芸能界の一時代として、
過去形で語られるようになるのか、
そこんとこには興味あるな。

小室哲哉が番組中に言ってたけど、
ダウンロード全盛のご時世、
日本ってCDの売り上げ枚数が世界一で、
それを支えているのがAKBなんだそうな。

会社の後輩に聞くと、
投票券欲しさにCDを千枚単位で買うファンがいるんだって!

当然の事ながら、
中古CDショップにはすでに、
新曲のCDがうずたかく積み上げられている。

コンプガチャじゃないけれど、
AKBシステムの歪みは、
こんなところに出てくるんだね。


2012年6月6日水曜日

記憶

任天堂の新型ゲーム機の発表会を、
たまたま生中継で見ている。

この今、
アメリカで行われている会場の中継を、
こうして世界中でリアルタイムで見る時代、
なんだかすごい。

でも「24」を見ているから余計に思うけど、
一日は24時間なんだよなぁ。

唐突だけど、
世の中が便利になればなるほど、
でも一日は24時間なんだという、
動かしがたい現実を痛感する。

いやまぁ、
んなこと言うほど毎日忙しくしているわけではなく、
むしろ仕事以外ではぐうたら人間なんだけど、
二時間の映画は二時間かけないと見れないし。

睡眠不足はぼくの最大の敵だし。

「集中と選択」なんて言葉が流行ったことあったけど、
今でも流行っているのかもしれないけれど、
これだけ選択肢が増えると、
本当に何事もどんどん割り切って切り捨てていかないと、
いわゆる「おつきあい」だけで人生終わってしまいそう。

となるとまず考えるのが、
記憶を外部にゆだねるということだ。

すでにぼくなんか、
何か分からないことがあるとすぐにまいぱっどで調べる。

でもそれが脳に蓄えられるかというと、
全くそうではなくて、
30分もしないうちに忘れてしまう。

短期メモリーどころか、
必要な一瞬だけ調べて覚えて、
用がなくなればあっさり忘れる。

そんなことが増えた。

親父ぐらいの世代の人間は昔、
受験勉強で英単語の辞書を、
一ページ覚えたら破いて食べた、
なんて聞いたことがある。

本当に食べたのかどうかは知らないけれど、
要するにそれぐらいの集中力で覚えたということだろう。

そうだ、
ぼくは物事を覚えなくなった。

覚えないということは、
忘れないということでもあるけれど、
それは詭弁というもので、
たぶん世間も物事をあまり覚えなくなったのではあるまいか?

阪神大震災より東日本大震災の方が最近なのは言うまでもないけど、
世間の記憶という意味では、
東日本の方が早くあせるのではあるまいか?

情報通信が発達し、
さまざまな記録媒体が普及して、
外部的には映像なんかがより鮮明に残されても、
人々の記憶には案外と浸透せぬまま、
短時間で忘れられてしまうのではないか?

杞憂ならよいのだけれど。




2012年6月5日火曜日

心理

「スマスマ」にメンタリスト「Daigo」が出ていて、
興味深く見た。

この人のパフォーマンスの面白みは、
自分の意思で決めたはずの事柄が、
実は誘導されたものであるということが、
分かりやすく示される点だ。

きっと彼がやっていることは、
商業的あるいは政治的には、
ずっと古くから応用されているはずで、
世論の誘導なんかも、
とっても簡単なんだろうなぁって、
恐くなってくる。

心理といえば、
オウム菊池直子が使っていた「櫻井千鶴子」という偽名、
そこにはどんな心理があったのだろう?

特に桜をわざわざ旧字体にしているあたり、
とっても興味深い。

彼女、
「走る爆弾娘」って呼ばれてたって、
すっかり忘れていたけれど、
この代名詞だけで、
彼女はまるで昔の過激派みたいに、
爆弾テロでもしていたような印象を抱く人も多いだろう。

考えてみれば17年間、
ぼくらは彼女の手配書を街中で目にしてきたわけで、
それっていわゆる一発屋の芸能人なんかより、
よほどぼくらの深層心理に刻まれているよな。

何かあの手配書見ても、
どうせ殺されてどっかに埋められているに違いない、
みたいに思っていただけに、
逮捕されてもまるで幽霊を見ているみたいな気持ちだ。

話しは飛びますが、
先日久々にテレビに出てた、
この人のこの曲が頭をループしている。





2012年6月4日月曜日

好感

「24」のシーズン1見終わった。

最後はハッピーエンドと信じていたけど、

ちょっと意外な終わり方。

初めっからシーズン2を想定していたのだろうか、

この後味の悪さ。

疑念とか裏切りとかのオンパレードの筋立ての中、

唯一の救いが黒人大統領候補のパーマー。

清廉潔白な上に強い正義感と実行力、

家族思いの良き父であり、

何よりもいざという時の決断力がすごい。

この人だけはどんな懐柔や脅しにも屈っしなかった。

パーマーもセリフに、

「ミスするのが悪いんじゃなく、それを隠すのが悪い」

みたいなのがあって、

んなこと言っててもきっとこの人も何かに取り込まれると、

予想していたがそうはならなかった。

こういう人が本当の指導者、

好感度独り占め状態だ。

 

●オウム菊池逮捕!懸賞金一千万円なり。

2012年6月3日日曜日

泥沼

NHKでお気に入りだった住吉美紀アナがフリーになり、
フジテレビ系列のワイドショー「知りたがり」に出演している。

リアルタイムでは見れないので、
録画して深夜ちょこっと見たりするのだが、
先日の高嶋政伸と美元の離婚裁判の時は、
ちょっと真剣に見てしまった。

恥ずかしながら2度の離婚経験があるぼくではあるが、
不幸中の幸いながらどちらも協議離婚である。

高島夫妻のように裁判にまでもつれこむのは、
全体の1%なんだそうだが、
なんともややこしい。

高島夫妻の場合は、
夫側が離婚したいのに妻が応じないというパターン。

にも関わらず、
妻は裁判で夫のDVの証拠テープなるものを提出。
YouTubeで簡単に聞くことができるけど、
こんなもので何が判断できるのだろうと、
「経験者」は思う。















愛があるなら、
「さよなら」と言ってあげようね、、、

そして、
尾崎紀代彦さん、安らかに。

2012年6月2日土曜日

機嫌

平々凡々な毎日を送っていても、
機嫌の波というものはある。

この数日、
というか正確には昨日の夕方から、
久しぶりにぼくの機嫌レベルは良いとは言えなかった。

でも今日、
そのことについて色々と話しをしたら、
大分心が軽くなった。

ただ話しをするだけで、
こんなに違うものかと、
ちょっとびっくりした。

それから後、
別の場所で歌ったのだけど、
これがまた効果満点だった。

歌っている時は、
そのことが完全に頭から抜けていて、
終わったら心がさらに軽くなっているのに気づいた。

心にわだかまりがあるとき、
それを誰かとシェアすること、
あるいは、
全く別のことに没頭して忘れること、
ちょっと両極にあるような行為が、
どちらも効果的だと確認した次第。

ぼくは持つべきものを持っていて、
幸せだなぁ、、、



2012年6月1日金曜日

同罪

最近huluってサービスで、
米テレビドラマ「24」ってのを初めて見ている。

ジャックバウアーが主人公の有名番組だけど、
ぼくは全く始めて。

さすがに面白いっちゃあ面白いんだけど、
視聴者をハラハライライラさせる演出が、
ちょっと過剰な気がする。

まぁたぶんこれは、
本来週一の連ドラを、
CMもなく一気に見ているせいだとは思うけど、、、

つまり一回ごとの味付けが濃すぎて、
続けて食べると胃もたれする感じかもしれない。

ある登場人物が何かをしようと決断するんだけど、
だれかの反対にあってモタモタしている間に、
事態が変わってしまって、
元の決断がなし崩しになっていくっていうような、
いわば「すれ違い」手法があまりに多いからかもしれない。

ただ、
こうして一気に見ていると、
ぼくらの日常でも同じようなすれ違いが、
多発しているのかもしれないなぁって思う。

よくここに書くけれど、
みんなそれぞれよかれと思って、
頑張って生きている。

でもそのタイミングの少しのズレで、
意図がうまく伝わらなかったり、
誤解が誤解を生んだり、、、

現実はこんなふうに、
実に微妙で繊細なあやとりみたいなもんだから、
後から検証しようとしてもなかなか真相にたどり着けないわけだ。

ところで、
橋下徹が大飯原発再稼働を容認したな。

「脱原発」は唯一彼を買っている部分だったけど、
ついに馬脚をあらわしたね。

彼だけじゃない。

こうしてぼくらは、
東日本大震災の犠牲者を裏切って行くんだね。

ぼくらは本当にむごい。

●久々に金曜日の元町。何だか楽しみなんだけど〜

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...