マイケル・ジャクソンの遺言状が公開された。
資産550円には格別の驚きはないが、
その遺言状にマイケルがサインしたのが、
2002年7月、
つまり彼が42歳の時だったことには、
少し悲しくなった。
どうやら基金を設立したのを機に、
ということらしいが、
今のぼくより若い年齢で、
自分の死後のことまで考えていたわけだ。
彼の年譜を見ると、
その年の11月に、
彼は自分の幼子をホテルの窓から宙づりにするという、
例の奇行を起こしている。
彼の死について、
ビートたけしは先週末のテレビで、
意味深長な発言をしていた。
「ライオンは凶暴だけど、檻に入れると魅力がなくなるんだよね」
マイケルのような人物の行動に、
法律や道徳や倫理感を安易にあてはめてはいけない、
そういう意味だと理解した。
ちなみに、
ぼくは子どものころから、
動物園というのがあまり好きではなかった。
アフリカのサバンナや、
南極の氷原や、
ブラジルの密林や、
大海原で、
ある日突然生け捕りにされ、
連れてこられた動物たちを見ていると、
やっぱり少し悲しくなる。
聖人君子を気取る気はない。
世界中にそういう施設があっても、
仕方ないとは思う。
でも、
ちょっと多すぎるのではないか?
日本動物園水族館協会に加盟している施設だけでも、
約160か所だという。
非加盟施設もあるだろうから、
実数はもっと多いはずだ。
野生をはく奪された動物は、
世界中だとどれくらいになるのか。
檻の中のライオンは、
サバンナの夢を見るのだろうか。
●都会のカラスの方がよほど野生だ●グリーン・ピースよ。捕鯨反対より、動物園反対だろう。
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