2009年7月17日金曜日

天賦

やはり奴はタダものではなかった。



石川遼。

初の全英オープン出場で、
しかもタイガーと同組。

特別に異常な状況で、
あそこまで普段通りのゴルフができるとは。

昨日「強烈な努力」という言葉を紹介したが、
石川を見ていると、
努力では培われない、
SOMETHINGが備わっているように思える。

あえて言えば、
周囲の全てを味方につけてしまう天賦の才。



2アンダー。

今日タイガーよりスコアが良かったからといって、
石川がタイガーに勝ったわけでも、
実力で並んだわけでもない。

このコースは風が吹けば様相を一変する。
怖れを知らぬからこそ出来たともいえる。

でも、
そんなこと全てを割り引いでも、
今日の彼のプレーは、
日本ゴルフ史に残る。

何といっても17歳の彼は、
攻めきったことで自分自身に勝ったのだし、
それは歴戦の勇者でも、
なかなか出来ることじゃあない。



真に快挙である。



これから彼は、
最低でも30年はプロとして戦っていくだろう。

怖れを知って、
不振にあえぐ時が来たとしても、
彼を応援し続けよう。


ISHIKAWA RYO


彼は今日、
世界にその名を轟かせた。

●「明日はもっとアグレッシブに」。ラウンドを終えた若武者の頼もしい感想だ。

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