「キマグレン」というデュオのことは、
見た目がまるでチャゲアスだけど、
歌は大して上手くない(言える筋合いではないが)、
ぐらいにしか思ってなかった。
はっきり言って、
全く興味がなかったのだが、
トップランナーの録画を見て、
彼らの履歴を少し理解した。
二人が幼馴染で、
逗子に海の家兼ライブハウス(音霊=おとだま、というらしい)を作り、
5年頑張ってきたこと。
KUREIという、
ぼくがチャゲに似ているなと思ってきた人の方の父親が、
なかなか「トンデモ」な人で、
(といっても具体的に何をしている人か知らないが)
とにかくKUREI少年が「タスマニアデビルすごい」と言っただけで、
タスマニアに留学させてしまったということ。
そもそも「キマグレン」という奇妙な名だが、
番組でKUREIが説明するには、
二人で音霊に出演するにあたって、
相方のISEKI(顎の下に一本線のヒゲの方)が、
ソロユニットで使っていた「キマグレ」を、
パソコンでブッキング表に入力する際、
KUREIが誤って最後にNを2回押してしまったのが、
そのままユニット名になった、
ということで、
ウィキペディアにもそう載っている。
司会の箭内道彦はかなり怪しがっていたが、
ぼくもこの説明には首をひねった。
誤って「N」を2回押さないだろ、
普通。
まぁ何にせよ、
今となってはそれが「通説」である。
だいたい「伝説」というのはそんなもんで、
マイケルも死んでしまった以上、
幼児虐待疑惑や整形地獄の話なんかは、
だんだん人々の記憶から消え、
あと50年もすれば、
「キング・オブ・ポップ」の華々しいビデオや賛辞だけが残るのだろう。
いずれにせよ、
キマグレンの二人より、
KUREIの父親に興味を抱かされた。
父親といえば、
ロシアを一代でヨーロッパ列強に仲間入りさせた、
ピョートル一世は、
息子のアレクセイを後継ぎにしたかったのに、
思うように育たず、
しまいには自分が息子に追い落とされるのではないかと思い、
結局殺してしまうことになったという。
それが邪推だったのかどうか、
そんなことも今は藪の中。
伝説なんて、
「本当はこうだった」説ではなくて、
「本当にこうであったと人々が信じる」説だ。
いずれも今晩、
消化試合のように、
まさしく気まぐれで見た録画の話。
それでも一番の収穫は、
キマグレンのKUREIが言っていた一言。
「信じる者と書いて儲かる」
やっぱりこの二人、
気まぐれなんかじゃない。
●天満「じゃず家」セッション。今日は自己満足すらできなかった。反省●自民党の古賀選対委員長が辞任。都議選の責任をとったということらしい。「そのまんま爆弾」の小爆発か。
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