これがゴルフなのか。。。
全英オープン最終日、
18番ホールパー4。
トム・ワトソンはこのホール、
パーで行けさえすれば、
ゴルフ史上に残る金字塔を打ち立てるはずだった。
2打でグリーンまで来た。
あと2パットで、
本人、
家族、
関係者、
すべての人の夢がかなうはずだった。
総立ちで出迎えるギャラリーの中には、
泣いている人もいたと思う。
そこで出た強気と弱気。
最後の3パットに、
ゴルフが持つ魔力のすべてが凝縮されていた。
プレーオフになった時点で、
4日間72ホールを戦い抜いた、
還暦間近の伝説のプレーヤーの中の、
何かが切れてしまったのだろう。
今、
戦いの幕が下りようとしている。
勝者と敗者。
長年ゴルフを見てきたけど、
勝負事に避けられぬ非情を、
これほど強く感じた事はない。
かなえてほしい夢だった。
見せてほしい奇跡だった。
つくづく、
ゴルフは人生だ。
●この大会は「ワトソンが優勝を逃した大会」として長く記憶されるだろう●ちょうど18番ホールあたりで、わが家のあたりは大変な雷鳴が鳴り響いていた●「チェンジリング」(クリント・イーストウッド監督)をDVDで。恐るべき実話だ。
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