2009年7月9日木曜日

長寿

免疫抑制剤などに使われる、
「ラパマイシン」という薬を、
実験用マウスに与えたところ、
寿命がオスで28%、
メスだと38%伸びたという。

アメリカの研究チームの発見だ。

細胞の成長や代謝を制御する、
「TOR」という酵素の働きを抑えるためらしい。

副作用の有無などは、
まだまだこれからの研究だが、
ネズミという哺乳類で効果が確認されたことは、
人間にも応用可能であることを示す。

ざっと3割寿命が延びるとすれば、
日本人なら100歳は当たり前ということになる。



先日、
巨人の最高齢OBが始球式をして、
その前川八郎さんという97歳のおじいさんが、
「いい冥土の土産ができた」と話していた。

きっとそのぐらいの年齢になれば、
ごく自然にそう思えるのだろうなぁと想像したが、
こんな長寿薬がもし実用化されたら、
97歳は「まだまだ若い」ということになる。

そういえば先日、
昼間のNHKの番組に、
おなじみ日野原重明博士が出ていて、
その多忙ぶりに驚いた。

この人は98歳。
長寿薬が実現したら、
日本中に日野原博士みたいなお年寄りが、
一杯走り回るのだろう。



ぼくは。。。

駄目。
絶対駄目。

60歳でもきっと怪しい。

第一、
そう思わないと、
毎日頑張れない。



しかし、
日野原さんはいいことを言っている。


年齢は勝ち負けではありません。謙虚に、そして存分に味わえばよいのです


参りました。

さすが年の功。

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...