企業が抱えた大量の在庫を、
買い叩いて仕入れ、
ネットで売りさばく商売が、
結構流行っているらしい。
今日のテレビ大阪「ガイアの夜明け」で紹介していた。
もちろん、
そのままで売れるなら、
在庫になどならない訳で、
不人気商品を売るには工夫が必要だ。
北海道のある会社は、
足が1本だけ取れたカニっていう、
例の「わけあり」戦略だった。
ところが実際には、
付いている足が1本だけなんてのがあって、
客からのクレーム処理に追われていた。
一方で、
別の女性社員は、
生キャラメルの切れ端を見て、
「いかにもわけありですね」と嬉しそうだった。
大阪の会社の、
31歳という男の社長は、
帽子屋さんが作ったサンダル4000足を、
即決で買い付けた。
「このサンダル可愛いと思う?」と女子社員に尋ねる社長。
自分で判断する気は、
はなからない。
それに対する女子社員の返答が面白かった。
「可愛い子が履けば可愛いいんとちゃいますか」
身も蓋もない返事こそ、
この会社の戦略そのものだった。
帽子屋さんがどうしても売れなかったサンダルを、
コーディネーターに依頼して、
二束三文で買った別の服と合わせ、
プロのモデルに着せ、
プロカメラマンに撮影させて、
ネットにのっけたところ、
あっと言う間に売れ始めたのだ。
同様の「手口」で、
どう考えても秋冬物の皮のベルトを、
この季節にヒットさせていた。
同じ物が売り方次第で、
在庫の山になったり、
人気商品になったりする。
当たった時はさぞ爽快だろう。
ところで、
衆院が解散した。
代議士なんて、
大半が在庫商品みたいなもんだ。
どんな売り方したって、
物は変わりはない。
その手は食わぬと思うが、
ネット通販と違って、
「買わない」という選択肢がない分、
始末に負えない。
税金を使った夏祭りに、
付き合うしかない。
●まず今の時代、あのポスターや掲示板は無駄としか思えぬ。あれだけで全国でいくらの税金がかかるのだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿