2009年10月6日火曜日

統計

生活楽しむ男性は脳卒中や心筋症のリスクが低い

こんな記事が今日の読売新聞夕刊に載っていた。
しかも1面に。

厚労省の研究班が12万人を、
12年がかりで追跡調査したのだというけど、
そんなの、
常識的に考えて当たり前ではなかろうか?

逆ならニュースだけど。


もしこの記事にポイントがあるとすれば、
それは「男性」という部分。

女性は生活を楽しんでいようがいまいが、
これらの病気にかかるリスクに差はなかったそうだ。

これを「女性は強い」と読むかどうかは、
人それぞれだろう。


そういえば先日、
少し太めの人の方が長生きするなんて統計も見たような。

ぼくは「メタボの逆襲」と呼んでいるのだけど、
最近「太めがいい」的な統計記事が多い。

ぼくなりの解釈では、
成人病にかかるリスクは適正な体型の人の方が低いのだけど、
いざかかってしまえば、
体力に余裕のある人の方が耐えられるという、
そいういうことではなかろうか。


統計記事というのは読み流すには面白いが、
解釈次第で結論を捻じ曲げやすいから、
結論を鵜呑みにするのは要注意だ。

ぼくが印象に残っているのは、
「寝室に豆電球をつけて寝させて育てた子どもは近眼になりやすい」という話。

確かに統計上は、
そういう状況で寝ていた子どもの近眼の割合は高かった。

でも実は、
そうやって寝させる「親」に近眼が多かったことがわかった。

つまり、
親がよく見えないから、
子どもの寝室にも明かりをつけていただけで、
近眼の子供が多かったのは、
単なる遺伝だったという話。


簡単なトリックに引っ掛からぬよう、
用心、
用心。

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...