2009年10月17日土曜日

週刊

新聞を開くと「週刊松本清張創刊」と大きな広告。

毎号一作品を取り上げ、あらゆる角度から徹底検証!

とある。

こんなものを出版するのは、
もちろんデアゴスティーニ。

ちょっと調べてみたら、
すでに50タイトルほどが出版されていて、
大きく2つに分類できる。

ひとつは、
「週刊安土城をつくる」とか「週刊蒸気機関車C62をつくる」とか、
毎号部品を少しずつ添付して、
全部買うと模型が完成するというパターン。

もうひとつは、
「週刊ウルトラマン」や「週刊刑事コロンボ」など、
シリーズものの百科事典パターンがある。

どちらも創刊号は定価の半額ぐらいと、
極端に安いのが特徴だ。


もちろんこういう売り方が悪いわけではなく、
むしろ「よく考え付く」と感心している。

でも、
創刊号はよく見かけるけど、
最終号は見たことがない。

日本中のあちこちに、
作りかけの安土城やC62や、
フェラーリや零戦があるのではないかと、
余計な想像をしてしまう。


にしても「松本清張」ときたか。

「パチンコ加山雄三」並みに面白い。

生誕100年と、
一応理由はあるのだが、
最初「週刊新潮」の駄洒落かと思った。

多作な作家だから、
売れ行きさえ良ければネタには困るまい。


次は誰が「週刊」されるのだろう。

「週刊男はつらいよ」なんていかがだろう。


●デアゴスティーニの本社はイタリアにあって、1959年にかの「東方見聞録」を分冊にして売り出したという歴史があるそうだ。驚いた。

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