サザエさん一家は年をとらない。
ぼくが20歳の時もカツオは小学5年生だったし、
いまでも5年生のままだ。
時代の移り変わりに合わせて、
社会情勢や風俗の描写は微妙に変化しているが、
磯野家の電話はいまだに黒電話で車はなく、
当然パソコンもない。
読売新聞朝刊の4コマ漫画「コボちゃん」(植田まさし作)も、
基本的にはそういうはそういうものだと思っていた。
ところが先日、
連載27年目にして大変化が起きた。
コボちゃんの母が妊娠したのだ。
つまり遠からずコボちゃんには弟か妹ができ、
兄になるわけだ。
妊娠して生まれるまでには、
確実に10か月ほどの「時間」が流れる。
そうなると、
5歳児の設定のコボちゃんは、
生まれるころには6歳になって小学生になるのだろうか。
5歳児のまま弟や妹が生まれることになれば、
それも一大事だ。
子どもに突っ込まれても説明できない。
2005年にも、
コボちゃんの叔父が結婚するという変化があったけど、
それは登場人物が一人増えるという意味だけともいえた。
今回のはその比ではない。
止まっていた時計が27年目にして動きだすのだ。
島耕作は課長からついに社長に上り詰めたけど、
コボちゃんもこれを機に、
小学生から社会人まで、
実際の年月に合わせて成長していけば、
それはそれで画期的かもしれないけれど。。。
●ところで「コボ」の由来は、ウィキペディアによると、香川の方言「こぼさん(末っ子)」からきているという。
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