2009年10月16日金曜日

加齢

サザエさん一家は年をとらない。

ぼくが20歳の時もカツオは小学5年生だったし、
いまでも5年生のままだ。

時代の移り変わりに合わせて、
社会情勢や風俗の描写は微妙に変化しているが、
磯野家の電話はいまだに黒電話で車はなく、
当然パソコンもない。


読売新聞朝刊の4コマ漫画「コボちゃん」(植田まさし作)も、
基本的にはそういうはそういうものだと思っていた。

ところが先日、
連載27年目にして大変化が起きた。

コボちゃんの母が妊娠したのだ。

つまり遠からずコボちゃんには弟か妹ができ、
兄になるわけだ。


妊娠して生まれるまでには、
確実に10か月ほどの「時間」が流れる。

そうなると、
5歳児の設定のコボちゃんは、
生まれるころには6歳になって小学生になるのだろうか。

5歳児のまま弟や妹が生まれることになれば、
それも一大事だ。

子どもに突っ込まれても説明できない。

2005年にも、
コボちゃんの叔父が結婚するという変化があったけど、
それは登場人物が一人増えるという意味だけともいえた。

今回のはその比ではない。
止まっていた時計が27年目にして動きだすのだ。


島耕作は課長からついに社長に上り詰めたけど、
コボちゃんもこれを機に、
小学生から社会人まで、
実際の年月に合わせて成長していけば、
それはそれで画期的かもしれないけれど。。。


●ところで「コボ」の由来は、ウィキペディアによると、香川の方言「こぼさん(末っ子)」からきているという。

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