2009年10月25日日曜日

終戦













楽天と日ハム双方の選手に胴上げされる野村監督。

実にいいシーンだ。

74歳にして現役。
輝ける高齢者の星を、
楽天はあろうことか見限った。

いろいろと事情はあるのだろうが、
この場面には、
選手たちの自発的な思いがこもっている。


野村監督は常々、
「胴上げで失敗して落ちて死んだら本望」
みたいに言ってるけど、
たぶんそれは本音だ。

勝って胴上げされるに越したことはないが、
負けてのこの胴上げに、
野村監督は感無量だったに違いない。

どんな組織でも、
ボンクラ幹部には、
現場の真実は分からないのだ。


これほど野球を愛し、
奥深さを知り、
生涯を捧げた人をぼくは知らない。

時に悪態をつく、
憎たらしいジジイなのだけど、
根底にある野球への衰えぬ情熱が、
若い選手を引きつけるのだろう。


いつかどこかで、
また監督をやって欲しいと、
切に思う。

●ということで日本シリーズはG対ハムに。様々な話題に彩られた今季のプロ野球も大詰めだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...