2009年10月30日金曜日
器用
「ロッキー」(ジョン・G・アヴィルドセン監督)をDVDで。
1976年の作品だから、
今30歳の人でも「生まれる前」の作品ということになる。
大学生の時に、
新宿の映画館で「1」と「2」を2本立てで観て以来だったけど、
あらためて本当に素晴らしい作品だと思った。
紛れもない名作だ。
記憶では、
有名なテーマ音楽の流れるトレーニングシーンや、
ラストの壮絶な試合の場面が強かったのだけど、
意外にロッキーという不器用な青年と、
内気なエイドリアンとのラブストーリーという側面が強いことに気づいた。
何をやっても上手くいかないということと、
これしか出来ないということは、
紙一重だけど決定的に違う。
子どものころは器用な人間に憧れた。
何をやらせても上手い「十特ナイフ」みたいな。
でも、
中年になった今魅かれるのは、
明らかに不器用な人の方だ。
確か映画では、
「I'm Nobody」っていう科白を「オレはろくでなし」って訳してた。
終わりのゴングが鳴ってもまだ立っていられたら、
ろくでなしじゃないって事を証明できるんだ
ロッキーは対戦前夜、
エイドリアンに言う。
中年になってもしびれる科白。
いや、
中年だからこそ余計にしびれるのかもしれない。
●チャンピオンのアポロやトレーナーのミッキーの科白が記憶より少ないのも意外。それだけ存在感のある演技だったということだろう●菊地雄星君、西武入り●竜王戦、渡辺竜王が2連勝●会う約束の人が風邪にかかって予定キャンセル。
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