年賀状の発売が始まると、
「今年も終わりかぁ」と思ってしまう。
とはいえ、
まだ2か月残っているのだが、
思ってしまった以上、
この気分は消すことはできない。
ということは、
1年のうち六分の一は、
「もう終わり」気分でいるわけだ。
人生60年だとすれば、
10年にもなる。
思えばぼいう人間は、
穴の空いた米袋みたいなものだ。
せっせと蓄えながら歩いてきたつもりが、
実はポロポロと、
その大半をこぼしてきた。
だからここらで、
落した米粒を拾い集めるという考えは、
決して悪いことではない。
例えば、
読みかけの本、
たいして聞いていないCD、
あまり使わなかった品、
着れなかった服。
途中で投げ出した考え。。。
少なくともこの一年分、
落してきた米粒を拾い集めてみよう。
定期購読の雑誌とTUTAYA以外は、
新しい本や映画はやめよう。
落した米粒はぼくの歩いた道筋でもある。
拾っていれば、
少なくとも出発点には帰り着くだろう。
チルチルミチルみたいに。
●きっとみんなもすでに忙しいのだ。元町に行ったが、だれにも相手にされなかった●「不毛地帯」を始めて見た。若い人には時代劇だろうな。
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