ゴルフは人生にたとえられる。
スコアを伸ばすのは一歩ずつだけど、
崩すのはいとも簡単だ。
人生もまた、
得るは難く、
失うは易い。
日本女子オープンを見ようとテレビをつけたら、
横峯さくらが18番ホールでパットを打つところだった。
それを入れてバーディーを奪わないと、
優勝はまず無理という状況。
カップまでの距離は4メートルほどだったか。
フックかスライスか。
慎重にラインを読んでから彼女が打った球は、
カップ目掛けて勢いよく転がり、
右へも左へも曲がらず、
真っ直ぐにカップを直撃した。
結果的に彼女は韓国の選手にプレーオフで敗れたのだが、
フックだろうがスライスだろうが関係ないといわんばかりのあのパットは、
彼女が「並」ではないことを如実に示している。
男子では石川遼が激戦を制して、
獲得賞金額を2年連続1億円の大台に乗せた。
確かにゴルフは人生に似ている。
荒波に耐えなければ、
失うは易く、
得るは難い。
「酩酊大臣」として有名になった中川昭一氏が、
自宅で急死した。
このスキャンダルで彼は財務大臣を引責辞任し、
先の総選挙では議席も失った。
死の理由は定かではないが、
荒波の中で人生を立て直す前に、
命まで失ってしまった。
彼の父親の中川一郎元農相が首吊り自殺したときのことは覚えている。
地盤ばかりか、
「非業の死」まで引き継いでしまった。
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