2009年11月2日月曜日

納骨

親父の納骨をした。

母の心配をよそに午前中は青空が見え、
気温も暖かかった。

伊丹の寺にある墓石は、
亡くなった親父が建てたもので、
大きからず小さからず。

いかにも親父らしい。

震災の時に倒れて、
2か所欠けた部分は今もそのままだ。


骨壺の中の親父の骨は、
「山盛り」と表現するのがピッタリなほど一杯で、
それを麻袋に移し替えたのだが、
用意した袋は大きいサイズだったのに、
それでもパンパン状態になってしまった。

花や線香を供える部分をゴリゴリ動かすと、
納骨するための穴があらわれて、
そこから入れるのだが、
袋に対して穴が小さすぎて、
無理やり押し込むように入れた。


その袋も、
中の骨も、
いずれ雨水が溶かし、
きれいさっぱり土に還るのだという。

そういえば、
震災の時亡くなった祖母の骨は、
影も形もなくなっていた。


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