15回目となる神戸ルミナリエの試験点灯があって、
その新聞記事で27歳の男性が、
「小学校6年生から今までいろいろあった」
みたいなコメントをしていて、
胸にズキンと来るものがあった。
当時仕事の関係もあって、
被災地の小学校にはよく行った。
あのころ校庭を駆け回っていた男の子が、
今や30歳を目前にしたおっさんになっているのだ。
一口に15回といっても、
年代の切り取り方で随分印象は変わる。
震災のあった1995年の年末、
第一回の時点ですでに大人になっていたぼくとしては、
毎年大して代わり映えしないように思えるルミナリエ。
一時は風前の灯かと思われたけど、
ここまで続いたら、
ひょっとしたら風物として定着したのかもしれない。
子どものころに親に連れてきてもらい、
思春期に恋人と訪れ、
大人になってわが子に見せる。
15回という数字には、
それほどの重みがあるのだナ。
ところで、
亀田興と内藤のボクシング世界戦が今夜行われる。
世間では、
「辰吉VS薬師寺以来の盛り上がり」
なんて宣伝している。
ちなみにあの一戦が行われたのは1994年12月4日。
そう、
15年前の出来事だ。
●そのひと月後に震災は起きたわけだ。
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