子どものころ、
新聞の名文コラムといえば、
朝日新聞「天声人語」と相場は決まっていた。
今でもその評価に変わりはないのだけど、
最近では読売新聞「編集手帳」もなかなか健闘している、
というのが最近の評判だ。
筆者が交代すれば、
文章の質も変わる。
匿名コラムとて同じだ。
大学生の時、
入社試験の作文用にと人に一読を勧められたのが、
「カンカラ作文術」(山崎宗次著、光文社)だ。
カンカラコモデケア
合格作文の極意として、
筆者が掲げた呪文である。
ちなみに著者は元毎日新聞記者だ。
カン=感動
カラ=カラフル
コ=今日性
モ=物語性
デ=データ
ケ=決意
ア=明るさ
呪文の方だけなぜか覚えていたのだけど、
その一つ一つの意味はすっかり忘れていた。
でも当時はこの呪文を唱え、
入社試験に合格できたのだから、
少しは効き目はあったのだろう。
その本が今でも手元にあって、
パラパラめくってみた。
昭和59年初版。
定価650円。
本の値段って、
意外に安定していることに感心した。
●ところが驚いたことにアマゾンで調べてみると、何とこの本、今や中古で4380円で売られている!「お宝」になっていたとは●このブログにあてはめると「カラ」と「ア」に欠けていることに気づいた。明日から少し注意しよう●ようやく休みだ。「THIS IS IT」を観にいこう。
0 件のコメント:
コメントを投稿