2009年11月23日月曜日

滅亡

絶叫マシンが好きだ。

長島スパーランドや富士急ハイランド。

国内のジェットコースターのめぼしい奴は、
たいてい一度は乗っていると思う。

でも、
一番怖いと思ったのは、
今はもうないけど、
阪神パークの「ジェットスターⅡ」だ。


それはともかく、
「2012」(ローランド・エメリッヒ監督)を観てきた。

休日とあって、
シネコンの中でも広いほうの437席はほぼ埋まっていた。

この監督の作品に、
感動とか物語の巧みさなんて、
始めから求めていない。

「インディペンデンス・デイ」
「デイ・アフター・トゥモロー」

この人は、
何を撮りたいかではなく、
何が撮れるのかという思考回路で映画を作っている。


そういう意味で「2012」は、
期待通り、
いや期待以上の出来だった。

要するに現代版「ノアの方舟」話であるが、
地球が崩壊する様子を、
VFX(特撮を最近ではこういうらしい)で、
これほどリアルに見せることができるとは。

茫然自失の158分。

現実は想像を超えるのが世の常だけど、
これほどの映像を見てしまうと、
今後どんな災害が起きても「既視感」を抱くかもしれない。


帰り際、
一緒に行った母が「主人公は何があっても助かるな」と、
妙に納得した様子。

そうだ。

ぼくらはご都合主義で助かる主人公ではない。

それを考えると、
爽快感が少し減った。

●見るなら映画館で。どうせなら3Dで作ればよかったのに●にしても人間って、どうしてこんなに滅亡話が好きなのかな●帰宅してBShiを見ていたら、月に基地を作る計画のドキュメントになり、いつか本当に月に移住する日がくるのではないかと思った。

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