絶叫マシンが好きだ。
長島スパーランドや富士急ハイランド。
国内のジェットコースターのめぼしい奴は、
たいてい一度は乗っていると思う。
でも、
一番怖いと思ったのは、
今はもうないけど、
阪神パークの「ジェットスターⅡ」だ。
それはともかく、
「2012」(ローランド・エメリッヒ監督)を観てきた。
休日とあって、
シネコンの中でも広いほうの437席はほぼ埋まっていた。
この監督の作品に、
感動とか物語の巧みさなんて、
始めから求めていない。
「インディペンデンス・デイ」
「デイ・アフター・トゥモロー」
この人は、
何を撮りたいかではなく、
何が撮れるのかという思考回路で映画を作っている。
そういう意味で「2012」は、
期待通り、
いや期待以上の出来だった。
要するに現代版「ノアの方舟」話であるが、
地球が崩壊する様子を、
VFX(特撮を最近ではこういうらしい)で、
これほどリアルに見せることができるとは。
茫然自失の158分。
現実は想像を超えるのが世の常だけど、
これほどの映像を見てしまうと、
今後どんな災害が起きても「既視感」を抱くかもしれない。
帰り際、
一緒に行った母が「主人公は何があっても助かるな」と、
妙に納得した様子。
そうだ。
ぼくらはご都合主義で助かる主人公ではない。
それを考えると、
爽快感が少し減った。
●見るなら映画館で。どうせなら3Dで作ればよかったのに●にしても人間って、どうしてこんなに滅亡話が好きなのかな●帰宅してBShiを見ていたら、月に基地を作る計画のドキュメントになり、いつか本当に月に移住する日がくるのではないかと思った。
0 件のコメント:
コメントを投稿